『ヒト』を最適化しよう。

ヘレン・ケラー『世の中はつらいことでいっぱいですが、それに打ち勝つことも満ち溢れています。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

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ふむ…。

考察

確かに世の中を見渡せば、『闇』もあれば『黒』もある。それに、目を覆いたくなるようなものだって溢れている。人間にとっての害虫の群れや、排泄物、汚物。そうしたものを、あまり『まじまじと見たい』という人は少ないだろう。だが、同じように『光』もあば『白』もあるのだ。あるいは『赤』、『青』、『黄色』、『緑』。

 

 

この世を去るとき、しみじみと思い出すだろう。この世に溢れているのは、素晴らしい色ばかりだと。なぜこんなにも綺麗な色があって、それを見ることに時間を費やさなかったのだろうと。

 

以前、とある病を患った一人の男性の話を観た。彼は両親にとって自慢の息子だった。しかし、その息子の意識はなくなってしまい、言葉を喋ることは出来なくなった。両親は最初その事実を受け入れられなかった。だが、それでもその子を一生懸命愛することを決めたのだ。

 

それからずいぶん時間が経った。時には、その息子の前で『お前は死ぬべきだ』という言葉を言ってしまうこともあった。しかし息子はただただぼーっとその場所を眺めているばかり。親は、もうこの子の意識は戻らないと思った。施設では、その息子が喋らないのをいいことに、虐待が行われていた。息子はそれでもただぼーっとその場所を眺めているばかりだった。

 

だが、実はその時も、母親の時も、息子の意識はあったのだ。しかし、それを伝える手段がなかった。言葉が出てこないのだ。何とかして手で伝えようとしても、周りの人間は『ただの痙攣だ』として処理してしまっていた。

 

彼は随分前から意識を取り戻していたのだ。しかし、何年もの間、それを周りに伝えられることが出来ず、地獄のような苦しみを味わうことになった。親には死んでもらいたいと願われ、病院では虐待される。意識があって、意思表示をしたいのに、ただなすがままで何もすることが出来なかった。

 

そんな彼が、現在は機械を使って人と会話できるようになった。当時のことをその機械を通して話す彼は、最初、意識を取り戻したとき、周りの景色がグレーがかったように見え、徐々に色を取り戻していった、と発言した。

 

 

私がこの話で思い出したのは、あるF1レーサーの話だった。F1レーサーが時速300kmを超える速度で走る中、やはりどうしても、細心の注意を払っていても『横転』することがある。

 

命が懸かったその場面。そのレーサーはまず、映像が白黒になったと言う。その究極の状況において、『色』など二の次、三の次だと脳が判断したのだ。そして、スローモーションになり、自分がその中で何をやればいいかを、冷静に判断しようとした自分がいたと言う。彼はそれでなんとか、助かったのだ。

 

 

ここに出て来た『色』の話。私はこの話が、非常に重要なものであるという感覚を強く抱いている。人間の心が衰弱しているとき、その目にはあまり『鮮やかな色』が映らない可能性がある。だとしたら、『鮮やかな色』を見ることは人間にとって、『命を活性化させ、躍動させる』ことに繋がっている可能性がある。

 

もし、自分の目が見えて、五体満足というのであれば、星を見て、花を見て、この世に溢れるありとあらゆる鮮やかな色に目を向けるべし。それだけで人の心は、潤いに満たされるようになっているのだ。目が見えない人がいる中で、『鮮やかな色』の認識の優先順位が低い人がいる中で、そこに目を向けずに悲観視することは、罪深い。

 

 

 

 

MEMO
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