名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『「独」というものは人の世から離れた、さびしい隠者の一人という意味ではなくて、「絶対」という意味だ。「独立」というものはなんら他に依存せず、自分自身が絶対的に立つということだ。』
しかしこの言葉の意味を理解出来ない人間は多い。そして『あの人は孤独だ』という方向に話を持っていき、そしてそれは(別にそれでもいいじゃないか)という肯定的な方向ではなく、(群衆からはぐれてしまった哀れな人間だ)という悲観的な方向に傾けようとする。それは、人間が往々にして帰属意識に支配され、群衆の一員であることに快楽を覚える実態があることを裏打ちしているのである。
亀井勝一郎は言った。
『会衆、モッブ、パニック』という集団心理について考えてみたとき、『会衆』とは、受動的な関心で集まった人達の事。『モッブ』とは、強い感情に支配された集団の事で、暴動が起きるケースなどにあたる。『パニック』は、突発的な危険に遭遇して、群衆全体が混乱に陥ることであるが、だとすると群衆に主体性はない。
彼ら徒党の一味は、群衆の一員に成り下がることによって、『孤独』から逃れようと躍起になっている。しかし、何もかもが勘違いなのである。自分の人生に主体性がなく、自分の足でこのたった一度の人生を歩く覚悟がない人間が、どうして『哀れ』ではないのか、自問する時間を確保する勇気がないのだ。
絶対。それは『唯一無二』であるということ。相対。それは『その他大勢の一人に成り下がった』ということ。一体どちらがこの唯一無二の命を大事に扱えているか、少し考えたらわかるはずなのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
ベートーヴェン『純粋な心だけが美味しいスープを作る。』 森信三『「先の見通しがどれほど利くか」「どれほど他人の気持ちの察しがつくか」「何事についても、どれほどバランスを心得ているか」この3つで、人間の知恵は一応わかる。』 林語堂『自分と違う者に、なろうとしないこと。』
関連する『黄金律』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』