偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
ヒトラーは『偉人』として数えていいのだろうか。世界中の人々が、それを否定するだろう。では、当時のドイツ国民に聞くとどうだろうか。おそらく多くの人が、それを肯定するだろう。ユダヤ人を大量に虐殺した理由は、ユダヤ人が商才に溢れていたからであり、ドイツ国民がそれを望んでいたからであり、情報が歪曲していたからであり、ヒトラーの考えが歪曲していたからである。妬み、誤解、歪曲、迫害、虐殺、何を取って見ても『人として真っ直ぐ』ではない。つまるところ彼は、『偉人(偉い人)』などではないだろう。
では『凡人』?そうでもなさそうだ。彼の人生はいったい何だったのだろうか。とにかく歴史に残る人物だった。その決定的な事実を否定することはできない。そんな彼が言うこの言葉も、そこまで考えたうえで、実に俯瞰的に、ニュートラルに聞いたのであれば、納得のいく言い分である。
だが残念なことに、人間の世界ではそれを『詭弁』という。もしそれが真実だとしても、『詭弁』の枠組みに入るのだ。無実の人々を大量虐殺しておいて、それを正当化することは『詭弁』だ。未来永劫、『詭弁』なのである。ユダヤ人は賢い。世界で一番ノーベル賞を取っている人種は、ユダヤ人だ。それに今の世で言えば、
Google創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、
Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、
デル創業者のマイケル・デル、
インテル創業者のアンドリュー・グローブ、
マイクロソフトCEOのスティーブ・ハルマー、
スターバックス中興の祖ハワード・シュルツ、
ブルームバーグ創業者のマイケル・ブルームバーグ。
彼らは皆、ユダヤ人である。
だがユダヤ人は、かつてのナチスが考えたような、悪の人種などではない。むしろ、『そういう劣悪な環境』を強いられ、世界中に飛び散らされ、その環境の中で生きていくしかなかった。その中で、言い訳をしないで一生懸命生き抜こうとしたのだ。そして持ち溢れる潜在能力がいかんなく発揮された。窮地を生き抜くために能力が抜きんでた。
ヒトラーの言う『世界的事件』に、前述したような偉業を成し遂げた彼らの功績も含めるのであれば、彼らユダヤ人は善し、かつてのナチスは悪しの概念として、見事、人種の自己保存表現をしてみせたのかもしれない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』