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安藤百福『社長とは権力ではない。責任の所在を示している。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『社長とは権力ではない。責任の所在を示している。経営者の落とし穴は賛辞の中にある。偉くなればなるほど身の回りに甘い言葉が集まり、英雄的気分にひたっていると必ずつまずく。苦言に耳を貸さない経営者は必ず会社に危機を招く。』

 

これは別に『社長』だけではない。その役職や地位、立場に甘んじて、腰を深く据えて背筋を伸ばさず、越権行為を目論む全ての人間が警鐘を鳴らされているのだ。『取締役になれる人 部課長で終わる人』には、自主、自律、責任を大前提として、ネアカ、向上心、行動力、見識。どういうポテンシャルを持った人間が取締役、つまり人の上に立つべく存在にふさわしいかが書いてある。例えば、

 

もう俺は取締役になったのだから、よやく社長椅子に腰を深く据え、あぐらをかいて成功者としてふるまうことが出来る。

 

という人と、

 

よし。ようやく自分の好きなようにやれるときがきた。ここからだ。ここから自分が本当にやりたいことが出来るんだ。

 

という人に分かれ、当然、後者でなければならないと言っているのだ。もちろんこれは、書いた様に『社長』だけが気を引き締める話ではない。『親』だ。『教師』だ。『国家』だ。その全ての教育者が、特権の乱用に走る衝動を抑え、支配しなければならない。

 

また、『賛辞の落とし穴』ということで言えば、わかりやすい話がある。ユニクロことファーストリテイリング社長、柳井正が、『最高の教科書だ』と賛辞する『プロフェッショナル・マネジャー』の巻末に、こう書いているのだ。

『エゴチズムの真の害悪は、抑制されない個人的虚栄心が高進すると、その本人が 自分自身の為にこしらえた賛辞を信じ込むようになる。そして自分自身と虚栄心の中にのめり込んで、他人の感情への感受性を失ってしまう。常識も客観性も失われる。そして意思決定の過程を脅かす厄介者となる』僕は夜の会合やパーティを遠慮させてもらっている。僕はずっと失敗を続けてきたが、確実に一勝は挙げた。それでも『ずっと失敗を続けてきた』という思いの方が僕にとっては強いからだ。僕がやるべきことは、まだ本業に専念することだ。

 

自分がやるべきことから目を逸らさなければ(立場が『責務』だと思っていれば)、何一つ問題ではない話だ。しかし、それら立場が『権力だ』と思っているのであれば、耳が痛い話のはずである。『痛い』ならまだマシだ。本当にマズいのは、そこに痛みすら感じなくなって麻痺した人間である。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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