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考察
モンテーニュは言う。
あるいは、こうも言う。
ある高名な脳科学者は『天才の定義』を、
男性
だと言った。では、ここで挙がっている、『ふさわしい生き方』、『生きなければいけないだけの生き方』、『適切な対応』というのは、どれだけ難しいことなのだろうか。例えば『これからの「正義」の話をしよう』では、このようなテーマについて思慮を深く潜らされることになる。
『暴走する路面電車』『これらの「正義」の話をしよう(P32)』
あなたは路面電車の運転士で、時速60マイル(約96キロ)で疾走している。前方を見ると、5人の作業員が工具を手に路線上に立っている。電車を止めようとするのだが、できない。ブレーキがきかないのだ。顔が真っ白になる。5人の作業員をはねれば、全員が死ぬとわかっているからだ。(はっきりそうわかっているものとする。)
ふと、右側へとそれる待避線が目に入る。そこにも作業員がいる。だが、1人だけだ。路面電車を待避線に向ければ、一人の作業員は死ぬが、5人は助けられることに気づく。どうすべきだろうか。ほとんどの人はこう言うだろう。
『待避線に入れ!何の罪もない1人の人を殺すのは悲劇だが、5人を殺すよりはましだ』
5人の命をすくう為に1人を犠牲にするのは、正しい行為の様に思える。
本には、このようなテーマがわんさか出てきて、『では、一体どうすればいいのか?』という『規範意識』について、みるみる強化されることになるだろう。例えばその『5人』が、先日、女児をさらって強姦し、ばれるのが怖いと言ってバラバラにして山に遺棄した連中だとしたらどうだろうか。そして、その『1人』の作業員の方は実は女性で、お腹には赤ちゃんが居て、それも『双子』だ。そうなると、事実上は『3人』の命である。
いや、その女性は子供をその後も産むかもしれない。だとしたら3人ではない。その後の子孫は?そのまた後の子孫は?そこまで考える必要がある。では、もう一度ここで挙げた、モンテーニュやアリストテレスの言葉の意味を考えてみよう。『ふさわしい生き方』、『生きなければいけないだけの生き方』、『適切な対応』とは、一体どういうものだろうか。そう。たやすいことではないのだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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