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ロマン・ロラン『いつまでも続く不幸というものはない、じっと我慢するか勇気をだして追い払うかのいずれかである。』

ロマン・ロラン


フランス作家 ロマン・ロラン画像

 

名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!



 

 

考察


気を付けなければならないのは、『じっと我慢する』というのは、いささか究極的な考え方である。

 

うちの祖母は80歳を超えて、つまり戦争を経験しているわけだが、戦争体験者は特にこの意味をよく理解している。『じっと我慢する』しかないのだ。

 

終わるのを待つしかない。そういうことが現実にあるのだ。それに祖母の場合、娘が先に死んでしまい、息子は精神分裂病にかかった。彼女の人生は長い間、『我慢、我慢』の人生だっただろう。それにはとても同情する。その中で、幼少期は温かい愛情も与えてくれた。

 

だが、成長してから彼女と話をすると、彼女はまるで『無知』である。80歳を超えているからといって、身内だからといって私は絶対にえこひいきすることはない。

 

彼女はとても『無知』で、誤魔化している。そして『傲慢』で、クリスチャンのふりをして教会に20年以上通う割には、クリスチャンになり切れていない。

 

クリスチャン

 

彼女は傲慢で偉そうな態度を取ってしまった。クリスチャンであれば、自らのその罪を戒め、謙虚さを知る。何しろキリスト教の7つの大罪は、

 

強欲、暴食、色欲、嫉妬、憤怒、怠惰、そして『傲慢』なのである。

 

彼女は私が圧倒的な真理を味方につける、絶対不動の人間だという事を見誤った。そして『我慢、我慢』の悪い癖が出てしまった。つまり、『謝罪をしない』で『我慢』して、私の怒りが収まるのを待ってしまったのだ。だが私の前にはそれは絶対に通用しない。

 

だが同時に、一言『あの時はごめん』と言えば終わりだ。言わないなら、いくら『我慢』して、永久に待っても、許すことはない。それは、子孫への影響にも響くからだ。断固として私が思い上がりを許さないことで、教育が歪曲しない。確かに彼女が強いられた人生には、心から同情する。しかし、それとこれとは別だ。

 

いつまでも続く不幸はない。じっと我慢すればいずれはそれも終わるだろう。だがそれは、『死ぬ』ということだ。『生きていて解決できなかった悩みから解放される』というだけのことだ。

 

彼女はまだ生きている。私はいつでも、たったの一言さえ謝罪が出れば、すぐに許す体制が整っている。しかし彼女はそれが出来ない。無駄な手土産か何かを買ってきて機嫌を取るぐらいのことしか出来ない。

 

その年齢でそんなことをする金があるなら、エアコン代が払えないで熱中症で死んでしまう高齢者に対して寄付をすることを考えた方が良い。クリスチャンであることを自負するなら、なおの事そうしなければならない。『勇気を出して(不幸の源を)追い払う』これが出来なければ、人生の間に不幸から脱することは出来ないのだ。

 

『スマグラー』という映画がある。


 


『闇金ウシジマくん』の作者が描いた原作を元にした映画だ。



この彼も『じっと不幸がいなくなるのを待つ』人間だった。言い訳して、誤魔化して、逃げて逃げて、嘘ついてを繰り返す。しかしそれではいつまで経っても道が開くことはなかった。それどころか、先延ばしにしたツケが回ってきて、痛い目に合うのだ。そして死ぬ寸前まで追い込まれる。

 

その時彼がとった行動は?今回のテーマに非常に関係のある結末を観ることが出来るだろう。

 

 

追記:祖母はこの後、私に謝罪できた。詳細は、

 

黄金律

『人間の知性の高さと器の大きさは、受け入れなければならない事実に直面した時の、受け入れる時間の長さに反比例する。』

 

 

この記事に書いた。88歳のときだった。

 

 

 

 

 

※この文章は全てオーナー独自の『名言を通した見解』です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)

 

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