名言を自分のものにする

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名言

 

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フロイト『忘れるのは、忘れたいからである。』

フロイト


オーストリア精神科医 フロイト画像

 

名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!



 

 

考察


私の祖母が認知症になるちょっと前に、本当に数か月程度前に、母が、祖母と私との『半確執状態』について、

『おばあちゃんは、こないだびっくしりたんだけど、待ち合わせしたのに電話に出なくて、どこを探してもいなくて、そしたら目的地の場所に一人で座ってて、もう、歳だから。』

 

と言ってきたとき、私は涙を流した。

 

言っておくが、この15年で私が涙を流したのは、5回あるかないか。その内の一つは、父親が亡くなった時。『男でも泣いていい場面』だ。だが、それ以外の場面では普通、絶対に泣かない。なぜなら私は、男だからだ。

 

そんな私が涙を流した。

 

さて、この涙はどういう涙だと思うだろうか。

 

 

断言しよう。

 

誰一人当てることが出来ない、と。

 

 

 

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    フロイトの言葉を自分のものにする



    私が泣いたのは、祖母が『ボケた』からでも、自分との間にある半確執状態についての責任でもない。

     

    これだけではないが、その原因の一つはこうだ。

     

    祖母の、やりたいだけやって、忘れよう、忘れようとしている態度、そのことについてである。

     

    ゲーテは言った。

    『興味のなくなるところ、記憶もまたなくなる。』

     

    認知症LABO』にはこうある。

     

    -----------▼

     

    穏やかでのんびりした性格の人や、外交的で活発な社会生活を送っている人は、認知症の発症率が低いことが研究からわかっています。一方、自己中心的、わがまま、几帳面、非社交的などの性格は認知症を発症するリスクを上げるというデータもあります。

     

    日常生活で強いストレスを感じている人も、ストレスホルモンが増え、記憶障害だけでなく、免疫機能が低下して病気にかかりやすくなります。

     

    -----------▲

     

    確かに祖母は、戦争を体験した。夫も、子供も私の母以外は、二人とも先に死んだ。 兄弟も死んだ。長く住んだ家も売ってしまって、ない。

     

    祖母は、色々なことを『忘れて』、今まで乗り越えて来た。特に戦争や、子供の死、息子の精神分裂病など、長い長い戦いであり、ひたすら耐え忍ぶしかなかっただろう。だからある意味、そういう性質になって当たり前なのだ。

     

    だが、だからといって何をしても許されるという事にはならない。

     

    インサイドアウト』。

     

    残り少ない余生で彼女が目を向けなければならないのは、自分の心なのである。

     

    私と祖母が『半確執』と言っているのは、長い年月をかけて積み重なり、私が一方的に腹が立っているということと、原因は祖母だけにあらず、書いた様に、戦争や、病気や、起業や子育て、子供の死等、大変な試練がたくさんあったこと等に、同情の余地があるからだ。

     

    だが、それでも私に傲慢不遜な態度を取っておいて、それを裏で『それは悪いことをしたね』と他の家族に言っておいて、それで、『ごめんね』のたった4文字が言えないまま、2年の時間を逃げ続けている祖母の姿は、正直、情けない。

     

    それでよく、あのような高圧的な態度を取ったものだ。私が『怒らない』と思ったことも勘違いである。

     

    私が怒ったら、誰も止めることは出来ない。だから普段温厚でいるのだ。とてもメリハリがあるのだ。その『メリ』だけを見て、『ハリ』がないと思ったのであれば、それは『罪』である。

     

    私が家族に長い間キリスト教徒になることを強要され続け、

     

     

    それでも家族をそうして愛し、家庭内暴力を振るうという選択肢もあった中、私は決してそれをしなかった。

     

    だが、それを『出来ない』と決めつけたのは、誤算だった。『言えない』と『言わない』は、違う。『やれない』と『やらない』は、違う。

     

    私は祖母がとても自分勝手な人間に見える。それまでは、とても優しい人だと思っていたのだ。小遣いをくれたり、大磯ロングビーチに連れて行ったりしてくれたからだ。

     

    だが、祖母にあったのは『金』だけだった。しかも別に思うほどの大金ではない。その程度のお金だ。それに依存して偉そうな立場を取る祖母が、とても軽薄で、惨めに見えた。

     

    そういうことが悲しかったということもあった。彼女がたった一人の祖父母になった今、私はとても、センシティブになっていることもあるだろう。

     

    他の身内が死ぬ前は、死を意識して接することはなかった。だから私は、祖母のその生き方のまま、死を迎えて本当に悔いはないのかと、自問し、そして投げかけ、『半確執』という『サイン』で、意志のやりとりをしているのが、今の状態なのだ。

     

    私が泣いた最も大きな要因は、悲しかったのでも、悔しかったのでもない。『自分の心と向き合うことの重要性』を母に説いているとき、瞬間的に深い内省をし、そして自然に涙が出てきたのだ。

     

    我々は、たった一度の人生を生きているのだ。そのことはとても、幸せなことである。

     

    追記:祖母はこの更に2年後、私に謝罪できた。その詳細は、

     

    黄金律

    『二流以下の人間は、自分の知識を自分を守る盾に使おうとするが、一流の人間はその盾で自分よりも真実を守る。』

     

     

    この記事に書いた。88歳だった。

     

     

     

     

    ※この文章は全てオーナー独自の『名言を通した見解』です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

    著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

     

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    著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)

     

    『Inquiry.』のサイトオーナーとして知性あるつぶやきをするよう心がけます。また、1,000本の映画を観てきた人間として、最新映画の感想をネタバレなしでつぶやきます。

     

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