名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
古代ローマの劇作家、プラウトゥスは言う。
『拡大再生産』とは、100万円の利益が出たら、それを使わないで丸々(9割でもいいが)投資に回し、更に大きな利益になって返ってくるように『育てる』金の使い方である。それに比べて『単純再生産』とは、100万円のその利益を丸々(あるいは半分)使ってしまい、何も残らないか、あるいは返ってくる利益の数を永久に増やせない、『足踏み』的な金の使い方である。
『スヌーピー』の生みの親、チャールズ・シュルツは、
と言ったが、
ということなのである。それは、金も愛も同じだ。もし、自分の周りに愛が溢れていないのであれば、それはその環境が悪いからではない。それはアウトサイド・インの発想だ。インサイド・アウトの発想でなければならない。自分の周りは自分の心を映した鏡だ。今現在は自分の影響が届いていなくても、自分の命を懸け、魂を燃やせば周りは共鳴する。三流の周りには三流が集まり、一流の周りには一流が集まる。類は友を呼ぶのだ。
私は以前、理不尽なショップ店員の対応を目の当たりにした。血気盛んな20代だった私は、正直、ふと威圧や暴言といった暴力的行為で、その理不尽を鎮圧させようかと考えてしまった。
だが、相手が女性だったことや、なぜ理不尽な態度をとっているかの理由が私には何となくわかってしまっていたので、(誤解が生んでいることだから、仕方ないと言えば仕方ない)と考え、私はむしろそのスタッフに次に会った時に、プレゼントをあげた。(現在進行形でその人間関係は続いているから、何をあげたのかは特定されるためここには書かない。)
プレゼントを、誕生日や好きな人以外に渡してはいけない理由などない。しかし、蔓延する常識から最初は戸惑われたし、妙な誤解もされた。だが、それを続けるうちに彼女らは、私が本当に一切の下心なしにそのプレゼントを渡し続けているということを理解し始めた。すると次第にそのショップのスタッフの私に対する態度は変わっていった。私はとても丁重に扱われ、私に向けられるエネルギーは、常に良好なものになった。
この結果は、間違いなく私がもたらしたものだ。私があの時暴力行為にでも出てしまっていたのなら、決してあり得た事実ではなかった。私は彼女らに、愛情を注いだのだ。それが自分に返ってきただけだった。もちろん、後になればなるほど、『もうこれ以上我々にお金を払ってプレゼントを買うのはやめてください。あなたにはそんなことをする義務なんてないんです。』という空気が流れるようになった。それも含めて『丁重に扱われた』と言ったのだ。
今では私は別に彼女らに会う度にそれをあげることに苦痛も迷いもない。ただ本当に嬉しそうにしてくれるので、このままこれは続けていくつもりだ。何しろ、それをすることで自分の気分がいい。あの、殺伐としていた血気盛んだったやんちゃ時代よりもずっと。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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