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孟子『力をもって人を服するのは、心から服するにあらず。徳をもって人を服するは、喜んで真に服するものなり。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

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考察

『力をもって人を服するのは、心から服するにあらず。徳をもって人を服するは、喜んで真に服するものなり。前者を威服といい、後者を心服という。』

 

威服

 

  • 力をもって人を服する=威服
  • 徳をもって人を服する=心服

 

経営学の父、ドラッカーも、

 

と言っている様に、部下や臣下、生徒や国民は、『奴隷』でも『駒』でもない。『人間』なのである。もし『人間の扱い方がわからない』というのであれば、駒や奴隷の様に扱うしかないが、だとしたら、そういう人間がその地位にいること自体を疑った方が良いだろう。人の上に立つべき人間は、『人間の扱い方がわかる』人間だ。それは当然、『深化の時期』を経た者である。

 

関連リンク:本田宗一郎『人生でも、企業でも、一度貧乏とか不況とかを立派にくぐり抜いてきたものなら、そいつはどこまでも信用できる。』

 

私の知人には、威服することしかできない人間が多かった。正直に言って、両親を含めたすべての身の回りの大人や、知人友人たちは皆、言うことをきかせるときはその方向に逸れてしまったものである。

 

威服

 

だが、私は17歳の頃、人生で初めて心服することができるような人格者たちに出会った。その人たちのことを私は今でも、『人生の恩師』と呼ばせてもらっている。まるで、『北風と太陽』だ。威服するような傲慢な考え方は、決して私の心を揺り動かすことはできない。しかし、心服できるなら話は別だ。つまり、その人がそれを言うだけの資格がどれだけあるかと言うことに対して、私の目は極めて厳しいのである。

 

例えば、両親が私にクリスチャンであることを強要した事実はどうだ。人間の一生を決める、極めて重要な話である。もし私の心がそれに興味を持っていなければ、彼らは私の意志を、心を殺す、殺人者と同じ類の人間となるのだ。意志を持ってこの世に生まれて、その意志を頼りに人生を生きているのに、その意志を捨てて、すべてをイエス・キリストにゆだねて生きていけと言われる。そして、『この家はクリスチャンの家だから、従えないなら出ていってもらうしかない』とさえ言われる。

 

これが『威服』でなけれなんだと言うのだろうか。私は両親にもし『心服』することができたならクリスチャンになっていたかもしれないが、彼らが私を威服しようとしてきたせいで、私の心は、まるで北風に吹かれ続けてコートを着込んだ男のように、固く固く閉ざしていったのである。

 

 

私と宗教に関しての問題は、心配する必要はない。『四聖』に数えられる、

 

孔子

孔子

ソクラテス

ソクラテス

ブッダ

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キリスト

キリスト

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偉人

 

そのうえで私は無宗教者である人生を選んでいる。

 

一つだけ言えることは、私はもし心服することができたなら、その忠誠心をとても大事にする人間だということだ。そして両親や周りにいる人間はその対象ではなく、ここで挙げたような偉人らがその対象である。両親や家族はかけがえのない存在。だが、その対象ではない。この2つが紛れもない事実なのである。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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