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ソクラテス『大きな湖も少しずれた高い丘から見ると、その形がわかるように、この裁判も少しずれたところから眺めると、真実が見える。』


ソクラテスの言葉


古代ギリシャ哲学者 ソクラテス(画像

 

私は数年前から、

『“ナスカの地上絵は、上空からしかその概要を把握できない”ように、偉人ほど上空に居る人間には、地上で暮らす人間には見えない事実が見えている。』

 

そう書くことがあった。それを、ソクラテスが同じような比喩で『運命の裁判』で発言していたというのだ。

 

私は、自分のことを高めていくことは好きだが、自惚れてしまうことは、恥だと思っている。学んできた知識や経験、そして直感が、そう教えてくれているのかもしれない。だがとにかく、つい最近自分の成長を感じるワンシーンがあった。

 

先日、とあるテレビで『会長』と呼ばれる人間が社員を叱咤し、息子ほど離れた従業員たちに煙たがられるのを見た。だが、私は別にそのシーンをみて、ナレーションが語ったように『あまりにも厳しい一言』だったとは思わなかった。

 

経営側からしたら当たり前だ。無駄な脂肪をそぎ落とし、筋肉質な会社にする。会社は、慈善事業ではないのだ。『会長』が駆け込み寺をやっていたら、また別の顔が見れた。ただそれだけのことではないか。

 

社員を指導・教育した延長線上には、お金を払ってサービスを買う消費者がいる。その消費者とうん十年も向き合って商売をしてきて、どういうニーズがあり、どういう苦情があり、新しい社員が入社し、引き抜かれ、辞めていき、お金のトラブルがあって、バブルが弾けて、取り返しのつかない失敗や、多くの友人が亡くなっていくのを見て、世界情勢の動きがビジネスにどう影響があるかということを知るその『会長』は、

『俺たちがやってるのはままごとではないのだ』

 

そう自分にも社員にも言い聞かせていたに違いない。

 

彼らが欲しいのは『穀物』か、はたまた『キャットフード』か?ブタや猫じゃあるまいし。『会長』が彼らに渡していたのが『真珠』であり、『小判』であることを、私は見誤らなかった。人間としての矜持を持つ、誇り高き一流だけが世間の淘汰を免れる。それがビジネスの世界である。

 

そしてこの番組も、彼を表現する言葉を間違えている。『孤独』と『孤高』の意味をはき違えるな。ソクラテスもまた、裁判員の機嫌をうかがうようなことをせず、真実を話し、そして罵倒され、死刑に票を入れられた。

 

彼が『孤独』に死んだと思うなら、あなたはまだ、登山の途中らしい。私なら、まだまだ上に登れば違う景色が見られることに、生きる興奮を覚える。もちろん私も、その登山の途中である。

 

 

 

※これらの言葉は参考文献や史実に基づき、オーナーが独自の見解で超訳し、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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ソクラテス『大きな湖も少しずれた高い丘から見ると、その形がわかるように、この裁判も少しずれたところから眺めると、真実が見える。』


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