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孔子『国民と政治家が一つにならなければいつまで経っても結果は出ない。指導者と生徒も同じだ。』


孔子の言葉


儒教の始祖 孔子(画像

 

孔子はこうも言う。

『類推できる主体性がない者には教育の施しようがない。』

 

類推(るいすい)、つまり、1の次は2、2の次は3が来ると予測し『次は4ですので、これを用意しました』などと、4に適した書類や企画書を用意し、その心構えを整えるということである。

 

これで言うと、類推できる人間は=仕事・勉強が出来る人間ということになる。つまり、仕事・勉強が出来ない人間には、教育の施しようがないと、孔子は言っているのだ。

 

だがもちろんそれだけを断片的に解釈すると、曲解になるだろう。そんなことがまかり通れば、この世には格差しか起こらない。今回の言葉もそうだが、そういう意味ではないのだ。『まず当たり前の話』をしているのだ。

 

『紙が濡れていると、火をつけても燃えないよ』と言っているだけなのだ。そして、『だから、燃やす為には、相手に渇いてもらわないと困る』ということなのだ。

 

『渇く』ということは、『欲する』という状態。教育を受けたい、指導を受けたい、そういう気構えの人間は、みるみるうちに教育を飲み込み、糧にし、自分のものにする。

 

政治家と国民の間柄も、同じことが言えるのだ。まずはその原理が絶対であるということを力強く主張しているのだ。大変な教育を負かされている教育者なら、それをよく理解しているはずである。

 

教育の神と言われた森信三は言う。

『教育とは流れる水の上に文字を書くような儚いものだ。だが、それを岩壁に刻み込むような真剣さで取り組まなくてはいけない。』

 

つまり、相手が濡れているなら、永久にその文字は、流される。もう、まるで水洗トイレかのように簡単に、何度も何度も、何年も何年も流されると、これはもう、どれだけ教育者に強い意志があるかどうか、ということが要求されるのだ。

 

そのうち何かしらの理由で生徒が『渇き』を覚えるときがくる。結局、そのときなのだ。教育がスムーズに行われるのは。孔子もそういうことを言っているのだ。

 

しかしもちろん、『流された時間』が無駄になることはない。流されたなら流された分だけ、後でそれが重くのしかかり、責任になり、生徒の腹は据わるだろう。

 

(どれだけ迷惑をかけ、どれだけ指導をしてもらったか。忘れようと思っても、忘れられない。)

 

こういう純な気持ちだけが連鎖したら、国は必ず良くなるだろう。

 

『先生』とは、『先に生まれた者』の意味。

 

孔子は、

『”先生”が”後生”に抜かれたらシャレにならんぞ。』

 

と言って、先生の責任を説いた。

 

まずは先生だ。見本を見せるのは。

 

 

参照:子曰わく、噴せざるば啓せず、ひせざれば発せず。一隅を挙げて三隅をもって反えさざれば、すなわち復たせざるなり。

(述而第七-八)

 

※これらの言葉は参考文献や史実に基づき、オーナーが独自の見解で超訳し、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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