孔子『人間の真価を磨くためには深化の時期を経なければならない。進化するための、それは登竜門だ。』
キリストも、
と言い、ブッダも、
と言う。
艱難辛苦(かんなんしんく)とは、非常に辛い出来事、窮地という意味だ。そういう深化の時期を経験できるかどうかが、人間の真価を決める、カギになる。
電力王、松永安左エ門はこう言っている。
『実業人が実業人として完成する為には、三つの段階を通らぬとダメだ。第一は長い闘病生活、第二は長い浪人生活、第三は長い投獄生活である。このうちの一つくらいは通らないと、実業人のはしくれにもならない。』
ソクラテスが説いて回った『無知の知』は、『自分は何も知らないのに、知っているように振る舞っている』ということについて戒める知性だが、これも、深く内省して考える時間を設けなければ理解できない。
が、それは容易ではない。人生は、もっと容易に生きた方が、容易だからだ。ソクラテスなどは、権力者にこれを説いて回ったので逆ギレされ、髭をむしられたという話まである。だが、本当に向上心ある人間が、このことを理解したらどうだろうか。進化する為に必要なら、私ならその時期を避けて通らない。
参照:子曰わく、歳寒くして、しかる後に松柏の彫むに後るるを知る。
(子牢第九-二十九)
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この言葉に関連する『38の黄金律』。この名言と同じ的を射た他の名言があります。
1.『ピンチ?逆境?絶体絶命?いや違う。『チャンス』だ。』
人間が背負う全ての思い悩みや苦しみは、選ばれし者だけが受けられる『資格試験』だ。そして、『ピンチはチャンス』の意味をはき違えている人間は多い。
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『艱難辛苦とは、自分の器を削る作業に他ならない。器を大きくしている間は、少しくらい我慢しなければならない。』
『逆境?窮地?それはそうだろう。枯渇したのだ。それはスポンジが水を吸収する用意が整ったことを意味する。』
『人間は一生過ちを犯し続ける。『人間』とは、それを認識している者に与えられた称号である。』
『この道は闇に続いている。私はそれを人一倍知っている。だからこそ歩ける、王道の道がある。私は堕ちたのではない。王になる道を歩く権利を得たのだ。』
孔子『人間の真価を磨くためには深化の時期を経なければならない。進化するための、それは登竜門だ。』
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