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『神話』を最速で理解する。『結局どういうこと?』

『神話』が誕生したすべてが分かる!記事一覧(時系列順)

 

上記の記事に『世界の神話』についてまとめましたが、この記事ではそれらの内容を簡潔にまとめ、要点だけをピックアップしています。『結局どういうこと?』という点だけを急いで知りたいという方におすすめです。

全23記事

各民族のルーツに『神』が存在する理由は?

仲間意識を強くするためです。

 

建国神話はどの民族にも見られます。これは自分たちの祖先への敬意でもあり、『美化』でもあります。そうして民族の誇りを高め、ルーツを固めようというわけですね。それで、どの民族にも神話があり、自分たちをその神の子孫とし、自分の国を建てた祖先を神格化し、美化する。その美化した結果が『神話』となるわけです。

 

いくつか質問があるんだけど、

  1. 昔の人は雷や地震をどう捉えたの?
  2. アニミズム、トーテミズム、ジャーマニズムって何?

1.何か恐ろしい偉大な存在の仕業だと考えたようです。

2.アニミズム、トーテミズム、ジャーマニズムはその存在を敬おうとして発生した人間の習慣です。昔は自然についての知識はほぼありませんでした。ですから、雷や稲妻、洪水のような自然な変化は、何か恐ろしい偉大な存在が自然の秩序を操るものだと信じました。それで人間はこの恐ろしく巨大な何かに対し、様々な発想(儀式とか)でもって敬い、災いが下らないようにしました。

 

アニミズムは、すべてのものの中に霊魂、 もしくは霊が宿っているという考え方です。トーテミズムは、特定の動物や植物などをトーテムとして崇める信仰のことです。シャーマニズムは、シャーマン(巫師・祈祷師)の能力により成立している宗教や宗教現象のことです。

稲妻、洪水、地震。あまりにも力強いあの正体を知らないとき、人はそこに『何を見た』かわかるだろうか?

いくつか質問があるんだけど、

  1. 人間に初めてルールが作られた瞬間は?
  2. 昔の人は食べ物がないときはどうしていたの?

1.紀元前5000年頃、狩猟採集生活が終わり始め、農耕生活に(集団で暮らすように)なってからです。

2.人を襲ってでも食べ物を得ていました。当然ですが、人間には最初法律もルールもないわけです。しかし紀元前5000年頃から、結構多めの人が集まって暮らすようになり、そこで秩序(ルール)の必要性を理解し始めます。紀元前5000年前からあった『狩猟採集時代』は、自分の食べ物がなくなれば他人のものを奪う略奪は当然で、そこで相手の命を奪うこともありました。しかし、集団生活でそれをやるとその生活が成り立ちませんから、自然にルールが決められていったのです。

人間に初めてルールが作られた瞬間とは?

いくつか質問があるんだけど、

  1. 最初の集団生活で人をまとめたのはどんな人?
  2. 『神』が想像されたのはいつ?

1.人が想像した『神』です。

2.『神』はその時に想像されたと考えられます。人は昔、動物と同程度の知能しかありませんでした。ですから、雷や稲妻、洪水のような自然な変化は、何か恐ろしい偉大な存在が自然の秩序を操るものだと信じました。そして、農耕社会が始まり、秩序を必要とした人間が、その時の『神話』を基に『神』をそれぞれが独自的に創造し、それに従って統率していくようになったわけです。それが宗教の始まりでもあります。つまり、人が言うことを聞かなかったから、『神』の存在をほのめかし、『神の指示だ』ということにして、人をまとめたのです。

人間を統率するためには『人間以上の存在』が必要だった!

なぜ神話はめちゃくちゃで、宗教は規則正しいの?

それぞれが生まれた時代が関係しています。

 

神話は自由に想像され、宗教は人に秩序を与える為に考えられました。神話が生まれた時代は自由でした。ルールというルールもなかった。そして人に秩序を与える為に宗教が生まれました。ですから、神話は自由に発想され、今考えるとかなり無茶な話が多く出てきます。そして宗教は、人に規範を与えるようなきっちりした教えが軸になっています。

『神』はどこから生まれたの?

神話における『神』は、『混沌(カオス)』から生まれたか、最初からいたという設定になっています。

 

昔は自然についての知識はほぼありませんでした。ですから、雷や稲妻、洪水のような自然な変化は、何か恐ろしい偉大な存在が自然の秩序を操るものだと信じました。そして神話が生まれ、そこで『神』という偉大な存在が想像されます。つまり自然に神が創造され、その次に人間がつくられたわけです。その『神』ですが、

 

  1. 太古に神々がいて混沌から世界を創造した
  2. 混沌から神が現れ、世界を整理した

 

という2つの説に分かれます。そしてその解釈がそれぞれの神話の方向、ひいては宗教の性格を大きく変えることになります。

自然現象を説明するには『神』が必要だった。では、その『神』はどこから生まれた?

ユダヤ神話(一神教)とギリシャ神話(多神教)はなぜ和解できたの?

イエス・キリストという『目に見える人格神』が登場し、彼が唯一神の代理の役割を担ったからです。

 

ユダヤ神話は『一神教』で、ギリシャ神話は『多神教』でした。ですから、そのままいくと考え方が衝突し、『どちらが正しいか』という対立につながるわけです。人格神が当然だったローマの精神世界において、目に見えないその神の存在は受け入れられませんでしたし、それはユダヤ人にとっても同じことが言えました。

 

しかし、イエス・キリストという『目に見える人格神』が登場し、彼が唯一神の代理の役割を担い、ヤハウェ(唯一心)とイエスが一体化します。ローマ人は目に見えるので理解できるようになり、ユダヤ人はイエス・キリストを簡単には容認はしませんが、『キリスト教』という教えが生まれ、ここにある様々な問題を解決しました。

ユダヤ神話(一神教)とギリシャ神話(多神教)はなぜ和解できたのか?

聖書にある不思議な話は本当のことなの?

世界一人口が多いクリスチャンを失望させることは言いづらいですね。

しかし、それを踏まえてあえて言うなら、聖書にある不思議な話は『神話』から来ているものです。『神話』は自由な発想で生まれました。そして『宗教』は人に規律を作るために生まれました。旧約聖書はそんな自由な神話の流れを汲んでいるので、自由な発想で想像された物語が書かれています。神話から宗教へ移り変わるとき、急に『黒⇒白』にコントラストがはっきりするわけではありませんでした。グラデーション的に、徐々に論理的に説明できるようなシナリオへと移り変わり、そして現在の『科学』へとつながっていくのです。

 

建国神話はどの民族にも見られます。これは自分たちの祖先への敬意でもあり、『美化』でもあります。そうして民族の誇りを高め、ルーツを固めようというわけですね。それで、どの民族にも神話があり、自分たちをその神の子孫とし、自分の国を建てた祖先を神格化し、美化する。その美化した結果が『神話』となるわけです。

 

なぜ神話に出てくる神は『3人組』が多いの?

実はよくわかっていません。

 

確かに神話に出てくる神は『3人組』が多いですね。エジプト、ギリシャ、ヒンズー、ヴェーダと、3人組の神が多く見受けられます。しかし、その理由はわかっていません。例えば、『3人の方が和が保たれる』からという推論はできます。合コンでもデートでも、友達同士の遊びでもなんでも、3人という数字が一番対立しづらく、協力し合えて、和が保ちやすい。神が2人だった場合『対立』を連想することができ、話が逸れてしまうので、自然とそうなったのかもしれません。

神々の住み家、神殿、神社、寺等が『高い場所』にある理由は?

神と人の『距離』を意識したからです。

 

神々の住み家、神殿、神社、寺等が『高い場所』にある理由はいくつか考えられます。

  1. 神は人間とともに住むことはできないから
  2. 神が人間よりも優れて高いことを住居で誇示する必要がある
  3. 人間の行動を監視し、悪い人間に罰を与えるために、人間世界を一望できるところに住む必要がある
  4. 人間が絶対に近づけない天に住処を構えたり、厳しく多くの危険が渦巻く高山に住むことで、人間が近づくのを遮り、極めて厳しいところに作った

また『監視』というだけでは厳しさを覚えますが、大きな仏像があのように大きい理由は、『多くの人を見守る為』です。そう考えるとこれらの存在理由に『見守られている』という優しい温かさを覚えることができます。また、人間が一つ高い次元に行くためには、瞑想をするなりして自分の心と向き合うことが求められますが、その瞑想のレベルを高めるためには人が住む喧噪たる環境は、相応しくありません。そうした理由なども関係しているかもしれません。

神々の住み家、神殿、神社、寺等が『高い場所』にある理由とは?

なぜ昔の神は『動物』や『巨人』が多いの?

『自然』を操れる存在を想像したら、おのずと巨人が浮かんできたようです。

また動物の場合は、『人間でもなく神でもないが、神寄りの存在』と考えられていたようです。人は昔、動物と同程度の知能しかありませんでした。ですから、雷や稲妻、洪水のような自然な変化は、何か恐ろしい偉大な存在が自然の秩序を操るものだと信じました。その存在はおそらく『巨大』である。そうして巨人や巨大な生物が想像されました。

 

また動物ですが、今でこそ人間は知能で動物をはるかに上回って『彼らを保護する使命がある人間』の立ち位置を常識としていますが、当時は動物と同程度の知能だったわけですから、フィジカル的な要素が目立ったため、部分部分で能力が劣る人間は、動物を人間と同じ位置、あるいは神に近い位置として、畏怖と称賛の念を抱いていたのです。

なぜ昔の神は『動物』や『巨人』が多いのか?

死ぬと『天国か地獄』に行くと考えたのは誰?

古代ペルシャ宗教のゾロアスター教です。

 

『天国と地獄』、『死後の世界』の想像も比較的自由に行われました。そんな中、『天国と地獄』の二分法で死後の世界を考えたのは、古代ペルシャ宗教のゾロアスター教の影響が大きいとされています。それがユダヤ教、キリスト教らに影響したわけです。終末論(最後の審判)、救世主論(キリスト等のメシア(救世主)が現われる)という発想も、ゾロアスター教が最初です。ちなみに『ドラゴンボール』は、このゾロアスター教のシナリオを採用している可能性が高いと考えられます。

『死後の審判』って何?

様々な神話や宗教で採用されている死後の考え方です。

 

神話や宗教で『死後の世界』を考える必要がありました。そこで、『善悪にかかわりなく死者は冥府に行く』とか、『冥府に行く前に死者の霊魂が審判を受け、天国と地獄に分かれる』といったような考え方が各地で生まれたというわけです。

『ノアの箱舟』って本当の話?

メソポタミア地方のアッシリア、バビロニア神話の影響を受けた話の可能性が高いですね。

 

人にとって『水』は欠かせない存在でした。そして『世界四大文明』が水辺のそばで興りました。水は人の『命の源』でもあり、同時に『災害の原因』でもありました。したがって、当時は『水』をテーマにした話が世界各地で見られたのです。ヘブライ神話(旧約聖書)に出てくる『ノアの箱舟』は、それ以前にあったメソポタミア地方のアッシリア、バビロニア神話にある大洪水の話と瓜二つなのです。

韓国にも神話はある?

あります。それで言うと韓国人の先祖は『熊』です。

 

どの地域にも独自の神話があります。まず最初に天に『桓因(かんいん)』という神がいて、息子に『桓雄(かんゆう)』がいました。彼のところに熊と虎が現れ『人間になりたい』と言います。桓雄は2匹に試練を与え、熊が合格します。そして熊が女に変身し、『熊女』になりました。熊女が子を持ちたいと志願したので、桓雄は人間になり、子を儲けました。それが『檀君王倹(だんくんおうけん)』であり、韓国人、北朝鮮人にとっての先祖にあたる人物です。つまり、韓国人の祖先は『熊』であり、『最初の朝鮮人』は、この『檀君』だったということになります。

中国にも神話はある?

あります。それで言うと人間は『粘土』で作られました。

 

どの地域にも独自の神話があります。中国神話では、天地を創造したのは巨人の盤古(ばんこ)です。盤古は1万8千年経つと死を迎えます。彼の吐いた最後の息が『風、雲、霧』となり、声が『雷』となり、左目は『太陽』、右目は『月』になりました。髪の毛と眉毛は『星』になり…といった形で盤古のカラダが天地の様々な自然現象の大元になりました。人間を作ったのは、女神『ヤオグア』です。粘土で自分と似た形を作り、『人間』と命名します。

 

アダムとイブの話が旧約聖書にも『泥で人間のアダムを創造した』とあります。旧約聖書が書かれたのは、紀元前1300年頃の可能性が高く、この中国神話はそれよりも1500年も後に出てきた話だから、旧約聖書の影響を受けている考えられなくもないですね。

中国神話の衝撃!土で作られたのは『アダム』だけではなかった!

なぜ天皇は『神』なのに『寿命で死ぬ』の?

天王の祖先がイワ(岩)ではなく、コノハナ(木花)を嫁に選んだからです。

 

天王の一番最初の祖先は『イザナギ(男)』と『イザナミ女)』です。イザナギの目から『天照大神』、鼻から『スサノオ』が生まれ、日本の神となります。アマテラスが高天原を、スサノオが海を治めるようになります。この天照大御神の孫にあたる『ホノニニギ』が、『三種の神器』を手に地上へ降り、コノハナ(木花)とイワ(岩)に会います。そしてホノニニギは、イワ(岩)ではなく、コノハナ(木花)を嫁にしました。

 

つまり『寿命が永遠の岩』ではなく『寿命の短い花』を選んだせいで、ホノニニギの子孫は神の身分でありながら、人と同じように死んでしまうようになったわけですね。

天皇が『神』なのに『寿命で死ぬ』理由が衝撃的だった!

インドにも神話はある?

あります。ヒンズー教の元になる神話ですね。

 

どの地域にも独自の神話があります。インド神話は、ヴェーダ神話(アーリア系)とヒンズー教神話(ドラビダ系、インド系)があります。『北方から侵略してきたアーリア人』は、ヴェーダ神話を信じていて、そこには現在の『カースト制度』の考え方も元になる考えがありました。いずれこれらの神話が一つになり、『ヒンズー教』という一つの宗教になると、『カースト制度』という『身分差別』の発想がインド全体に根付いてしまいました。その点で、インド神話は少し厄介な物語と言えます。しかし、インド神話にもいい点はありますから、多くのインド人がこのヒンズー教を信じて生きているのです。

 

イラク・イランにも神話はある?

あります。イラクは『メソポタミア神話』で、イランは『ペルシャ神話』ですね。

 

どの地域にも独自の神話があります。現在の『イラク近辺』にはメソポタミア神話がありました。その主神は『マルドゥク(アシュル)』です。現在の『イラン周辺』にはペルシャ神話がありました。その主神は『アフラ・マツダ』です。それぞれに物語がありますが、特に注目するべきなのはペルシャ神話です。その話の中で、アブラハムの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)にも影響するゾロアスター教の創始者『ゾロアスター』が誕生します。ゾロアスターの死後1000年毎に救世主が出現し、救世主はこの世を悪から救いました。

 

そして最後の救世主は『乙女』から生まれると予言されました。それは『イエス・キリスト』のことでした。この世界に莫大な影響を与えた人物の話が、このペルシャ神話と関係しているのです。

メソポタミアの神々の王『マルドゥク』とペルシャの絶対神『アフラ・マツダ』

エジプトにも神話はある?

あります。当時、命の源だったナイル川や、太陽、ファラオ(王)などを軸に作られています。

 

どの地域にも独自の神話があります。エジプト神話は、まず『ヌン』という神の父(ナイル川の意味)がいて、『アトゥム』という太陽神が主神になっています。鷹の頭をしていて、体は人。どこかでこの様子を描いた壁画を見たことがあるかもしれません。エジプト神話では、これが人間の祖先という位置づけになっています。そのほかにも破壊の神である『セト』や、一番人気の『ホルス、オシリス、イシス』という様々な神々が想像されました。

 

また、エジプトのファラオ(王)は、太陽神ラーの化身であるとされていたので、彼らがトップに君臨し、すべてを支配していました。それだけ人々が神話を重視して生きていたということがわかります。少し冷静な言い方をすると、世界の歴史を見ればいたるところでこのように『権力者が権力者である理由』をこじつけて、その地位を守ろうとする人間の越権行為を見ることができます。

エジプトの神々のトップは『ナイル川』ってどういうこと?

ギリシャにも神話はある?

あります。というか、神話と言えばギリシャというくらい、一番有名ですね。

 

どの地域にも独自の神話があります。『ギリシャ・ローマ神話』には『ゼウス』や『ポセイドン』等の、誰もが一度は聞いたことがある『オリンポス12神』がいます。ギリシャ神話は『多神教』であり『人格神』です。これが特徴的ですね。つまり、『人間の姿をした神がたくさんいる』ということです。

 

それらが巨人や超人であれば距離を置いたかもしれませんが、彼ら神々が人間の姿に似ていることから、そのうちギリシャ人たちは『神を何よりも優先する』考え方に疑問を覚えます。そして、『それに似た人間のことだってもっと知るべきだ』という考え方に至るようになりました。そこで生まれたのが『哲学』でした。

 

人間は考える。これはまさに知恵だ。この知恵を愛するのが人だ。

 

愛=Philio。知恵=Sophia。それを足すと『Phillosophie(フィロソフィー)(哲学)』となる。哲学はこうしてギリシャから誕生したのです。

ソクラテスも信仰したギリシャ神話の神々~『哲学』はこうして世に誕生した~

北欧にも神話はある?

あります。フィンランド、ノルウェー、アイスランド、スウェーデン、デンマークが北欧神話のエリアですね。

 

どの地域にも独自の神話があります。フィンランド、ノルウェー、アイスランド、スウェーデン、デンマークといったエリアは、『スカンジナビア地方』と言います。この北欧神話は、バイキングを中心としたこのスカンジナビア地方の神話ことです。この神話の影響力は強く、キリスト教が広まった後も根強い北欧神話の影響のせいで、浸透になかなか時間がかかりました。

 

『アベンジャーズ』に出てくる『マイティ・ソー』も、この北欧神話がベースになっています。ソーの父親であるオディンは、世界が作られた後に誕生した巨人『ユミル』を3人がかりで倒し、そのユミルの死体が、天(ユミルの頭蓋骨)、陸地(ユミルの死体)となり、この世界が作られました。

アベンジャーズの『ロキ』は北欧神話ではもっと凶暴な存在だった!?

フランスやイギリスにも神話はある?

あります。彼らの祖先であるケルト族の『ケルト神話』ですね。

 

どの地域にも独自の神話があります。ケルト族というのは紀元前1000年頃から存在していた民族であり、紀元前600年頃にはフランスのガリア地方、イギリスのブリタニア地方や、ローマにまで進出しました。フランスとイギリスの人々には、少なからずこのケルト族の血が流れているということになります。しかし最も多いのはアイルランドで、スコットランドを合わせたこの4か国あたりにある神話がこの『ケルト神話』です。

 

『アーサー王と円卓の騎士』、『聖剣エクスカリバー』などのキーワードが有名ですね。ケルト神話の特徴は『魔術を使う』ことで、『シンデレラ』や『ハリーポッター』で魔法使いが出てくるのは、このエリアに蔓延していたケルト神話の影響です。

聖剣『エクスカリバー』を抜け!ケルト神話から受け継がれる誇り高き心構え

 

 

まず、神話が『自由な発想』で創られました。そして秩序を作るために宗教が誕生し、それに逆らう形で哲学が誕生しました。このような背景を押さえておくと、より全体の理解が容易になります。

 

キリストの言葉

 

ということで、『神話、宗教、哲学』のすべてを併せて読んだ方が理解度が上がるわけですね!

『神話』が誕生したすべてが分かる!記事一覧(時系列順)

これで世界の『宗教』の大体が分かる!記事一覧(時系列順)

『哲学』が誕生した理由と今まで考えられてきた大体が分かる!記事一覧(時系列順)

 

 

人間の歴史

『人間の歴史』を700万年前の猿人時代からまとめた年表もあります。より時系列の確認に興味がある方はご覧ください。映画や漫画の舞台となった時代なども記載されているので、おそらくWeb上にあるものでは日本一細かい年表だと言えます。(たぶん)

【上巻】年表で見る人類の歴史と映画・漫画・小説一覧[宇宙誕生~1900年編]