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ユダヤ教の創始者は『アブラハム』?『モーセ』?

『古代宗教』と『神話』は一緒です!

 

上記の記事までにまとめたように、原始宗教から古代宗教へ、そして古代宗教から世界宗教が生まれるようになる。まずは、ユダヤ教だ。ユダヤ教で最も偉大な先祖は『アブラハム』である。紀元前1700年頃の人物だ。ユダヤ教はキリスト教やイスラム教の元になる宗教だから、これら3つの宗教は『アブラハムの宗教』と言われている。

 

キリストの言葉

 

アブラハムの宗教
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教。

 

しかし、この前には『創世記』や『ノアの箱舟』等の話がある。

 

『ノアの箱舟』の正体がついにわかった!

 

では、その旧約聖書の『創世記』には、この世界がどのように作られたと書かれているのか見てみよう。

 

STEP.1
神は1日目に光と闇を創造した
『光よあれ!』
STEP.2
2日目には水と天を分けた
STEP.3
3日目には大地と海を
STEP.4
4日目には太陽、月、星を創造した
STEP.5
5日目には植物と動物を創造
STEP.6
6日目に泥で人間のアダムを創造した
STEP.7
7日目は休息(安息日)とした
6日間の疲労を休めた。

 

先ほどの『ノア約束の船』では、このイメージを分かりやすく映像化している映像がある。

 

 

  1. 世界が生まれる
  2. アダムとイブが生まれる
  3. イブが蛇に化けたサタンにそそのかされリンゴを食べる
  4. アベルとカインが生まれる
  5. カインが弟のアベルに嫉妬しアベルを殺す
  6. ノアにお告げがある
  7. ノアの箱舟ができる

 

これがアブラハムが誕生する前に存在した旧約聖書、つまりユダヤ教で言い伝えられている伝説であり、神話だ。

 

旧約聖書とは

いつ書かれたか およそ紀元前1300年頃~。
最初の記者 モーセ
ユダヤ人にとって 唯一の正典であり、現在も行動を律する文字通りの法である。
キリスト教徒にとって イエス・キリストの出現を約束する救済史として読む。

 

STEP.1
ノアの息子のセムの子孫『アブラハム』誕生
STEP.2
妻のサラ、甥のロトと生活する
STEP.3
放牧生活を始める
STEP.4
神からお告げがある
カナン(今のイスラエル)へ行くように言われ、子孫を増やすよう言われる。
STEP.5
サラが下女のハガルと子を作るよう言う
STEP.6
そしてイスマエルが生まれる
ユダヤ教の歴史で重要な人物。
STEP.7
その後サラとの間にイサクが生まれる
STEP.8
しかし神はイサクを生贄にしろと命じる
STEP.9
アブラハムはイサクを殺そうと剣を振り上げる
STEP.10
その瞬間天使が現れ、信仰心を認められる
『お前に大きな福音を与え、子孫を天の量の半分ほど残せ』と神が言ったと告げる。
STEP.11
約束の印として『割礼』をする
陰茎の包皮を切る儀式。ユダヤ人は今でも割礼を行う。
STEP.12
このアブラハムの子孫としてモーセが生まれる
紀元前1300年頃。

 

「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上の全ての民族は、あなたによって祝福される。— 旧約聖書『創世記』12:1-3

画像
神にひとり子イサクを捧げようとするアブラハムと、それを制止する天使。 レンブラント『アブラハムとイサク』、1634年。

 

モーセの話を理解するためには、映画『エクソダス:神と王』を観るのが早い。本家からはクレームが色々あったようだが、概要をイメージするにはちょうどいいだろう。

 

 

STEP.1
エジプトで奴隷となっていたユダヤ人を助ける
STEP.2
その『エクソダス(脱出)』の途中で海を割る
STEP.3
シナイ山の上で神のお告げを聞く
STEP.4
この時『十戒』が石板に刻まれる
STEP.5
十戒をベースに旧約聖書が編纂されていく

 

『モーセの十戒』が作られたのは、紀元前1280年頃だ。

 

[モーセの十戒(レンブラントの絵画)]

※モーセの十戒。ここには異なった訳を入れて11個掲載。

 

アブラハムというのは、ノアの洪水後、神による人類救済の出発点として選ばれ祝福された最初の預言者の立ち位置にいて、『信仰の父』とも呼ばれている。しかし、こと『ユダヤ教の創始者』となるとモーセが十戒を石板に刻んだ1300年頃のここがユダヤ教の始まりと言われていることから、モーセと考えるのが妥当だろう。

 

しかし、アブラハムの宗教と言うぐらいだから、『信仰の父アブラハム』がこの三つの宗教の祖として存在していて、神の祝福も律法(戒律)も彼から始まるとされている。ただ、

 

  • ノア(ヌーフ)
  • アブラハム
  • モーセ(ムーサ―)
  • イエス(イーサー)
  • ムハンマド

 

として、『五大預言者』の一人に数えられていることから考えるに、ここに登場する5人は、ほぼ『同格』という見方もある。

 

[神の使いを迎えるアブラハム(『創世記』第18章)。ドレ画]

 

いくつかの専門書にも『誰がユダヤ教の創始者』かは明言されていない。ということで、ユダヤ教の創始者は『モーセ』であり、ユダヤ人にとっての最重要先祖が『アブラハム』と言っておくのが妥当だろう。

 

ちなみに私は以下の記事で、『モーセが割った海』の正体について、一つの可能性を言及している。他で見ることができない、完全なオリジナルの見解だ。つじつまもあっている。

 

『世界平和の実現に必要なのは『真理=愛=神』の図式への理解だ。』

 

ヒントとなるキーワードはいくつかあるが、そのうちの一つは以下の記事である。

 

神話=『めちゃくちゃ(混沌)』。宗教=『きっちり(秩序)』の理由

 

 

 

年表で見る人類の歴史と映画一覧[宇宙誕生~紀元前2500年編]