偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
『自信は成事の秘訣であるが、空想は敗事の源泉である。ゆえに事業は必成を期し得るものを選び、いったん始めたならば百難にたわまず勇往邁進して、必ずこれを大成しなければならぬ。』
というのが、岩崎彌太郎の言葉だ。そして、日本の現代の経営の神、稲盛和夫は言う。
『楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。』
稲盛の言葉にも、『空想』という言葉は出てこない。『構想』だ。それから、『悲観的な計画』だ。つまり、『空想』とは往々にして『楽観的な計画』を意味する。稲盛はそれを絶対にしない。人生が自分の思い通りになるのなら、人間に失墜者は出ない。『悲観的に計画』したのであれば、岩崎の言う様に『必ず成し遂げられるビジネス』を選ぶはずだ。あるいは『無鉄砲な投機』に大切なリソースを費やさない。
稲盛もバブル当時、たくさんの投機の話しがあったが、それをすべて断ってきたという。そしてバブルが弾け、そういう儲け話をしていた人間がこぞって転落した様子を見て、自分の当時の行動に誇りを覚えたのである。
『必ず成し遂げられるビジネス』を選ぶということは、確かに最初は『小さな一歩』になるのかもしれない。だが、その『小さな一歩』を橋頭堡にして、次のエリアを開拓すればいいのだ。確かな一歩の積み重ねでしか、遠くへは行けない。見るべきなのは以下の記事だ。
『「一歩」の価値をどう評価するかで、その人間の人生は決まる。』
偉人の意見は、関係の有無に関係なく、共通している項目がある。それを見逃してはならない。傾聴に値するからだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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