偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
阪急グループ創始者、小林一三は言う。
まさに今回の言葉と同じ線の上にある言葉だ。野球界の打撃の神様と言われた、川上哲治は言っている。
かつて王貞治には、『全く打つことが出来なかった新人時代』があった。しかし、彼の活躍は周知のとおりだ。では、なぜ彼は『世界の王』になったのだろうか。全ては『絶対的な努力』に書いた。文字通り、絶対的な努力をしてからこそ、『世界の王』になったのだ。この決定的な事実を隠蔽してはならない。いや、別にしてもいいが、時間の使い方を誤って損をするのは自分だ。
『人は己の最善を尽くすがよい。実力のある者は決して世間で捨てて置かぬ。』
今活躍する一流の人間達が、生まれてすぐに優秀な成績を残していたと思っているのであれば、それは完全にアウトサイド・インの発想に支配されている。彼らは自分の与えられた環境で、自分の出来る最善を尽くしてきたのだ。そしてそれを積み重ねて世界で通用する一流の人間になった。
例えば体操の内村航平は、2017年現在で8連勝を続ける、稀に見る一流選手だ。彼のことを『神』だと崇める海外の体操選手も少なくない。そんな彼が幼少期に住んでいたのが『コンテナ』だ。そう。家族全員であのコンテナで生活をしていた。夏はエアコンがないため蒸し暑く、冬はとてもつなく寒い。床が凍って足を滑らせ転倒し、気づいたら誰かの家のソファの上だったということもあった。
虫が家にいるのは当たり前で、コンテナの体操スペースにあった鉄棒は湿気で錆びてしまい、ボロボロだった。とても恵まれた環境だったとは言えないのだ。だが、彼は自分の与えられた環境で、自分の出来る最善を尽くしてきた。そしてその経験は彼の地となり肉となり、そのまま彼の強みになった。
例えば鉄棒の不具合なら、世界に行ったときにそれは役に立った。日本製の鉄棒はしなりが大きいが、ドイツ製の鉄棒は日本製ほどよくしならない。内村は、そういった環境の変化に柔軟に対応できる人間になっていたのだ。
彼は与えられた環境の中で最善を尽くした。そして実力をつけ、その実力は世界レベルに達するようになり、世界一の称号を得て、金メダルも獲った。これでもまだアウトサイド・インの発想を続けるつもりだろうか。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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