『ヒト』を最適化しよう。

ヘロドトス『弓は使う時には引き絞るが、使わぬ時には緩めておくもの。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

矢を放つ前には、一度必ず弓を引き絞るわけだが、その『ミシミシ』と音がする緊張状態をずっと続けているとどうなるだろうか。筋肉は破壊され、そのうち間違いなく弓を引き絞る力が無くなってしまう。そして、いざという時に矢を放てない。それでは、何のために自分が弓矢について特訓を重ねてきたか、わからない。

 

弓矢

 

例えば、こういうことはないだろうか。

 

『毎日スーツを着て通勤していると、スーツが着くずれしてくることに慣れて来る』

 

ということ。私はあった。しかしいつもそれに違和感があった。

 

(そもそもスーツとは、気持ちも印象も、ビシッとさせる為に着るのではないのか)

 

部下なんてひどいもので、スーツを着ていてもだらしなく着崩していた。裾をまくったりボタンを取ったり先輩でも後輩でもそういう姿を何年も見てきて、(だったらなぜスーツを着る必要があるのか)とよく考えたものだった。そして私は、あえてスーツを普段から着用することをやめた。仕事も、スーツを着てもいいし、着なくてもいい仕事なので(自分の会社だから)、着ないことにした。そして、『スーツを着たいなら、それに相応しい人間になってからにしろ』という教えを完全に根付かせた。

 

スーツ

 

今の時点で、丸6年。まだまだ根付いていないが、まあ10年も経てば、骨の髄にまで染みつくだろう。何しろ我々はまだ若い。私が23歳で起業し、今が31歳。その『10年』が経つ頃でも、まだ私自身が35歳だ。部下は33~34歳。その年齢までにこの教えのエッセンス(本質)が理解できれば、まずは十分だ。

 

周りを見渡せば、一回りも二回りも年上の人間が、スーツをだらしなく着崩して、酒を飲んで余生を過ごしている光景が広がっている。だが、私はそれは、『いざという時にビシッと仕事をしなかったなれの果て』だと言って、反面教師にするべきだと、部下に教えている。

 

やるだけやってダメだったのなら、それでもいい。だが、我々は、我々の人生を自分勝手に満喫すればいいわけではないことを忘れてはならない。我々には部下が出来るし、子孫が出来るのだ。その時に、彼らの模範でなければならない。別に、ネクタイを頭に巻いて酒を飲んだっていい。だが、それが『それしか楽しみが無い』というのでは、いささか情けない。

 

『イザという時に引き絞るから、普段は緩める必要がある』ということだったら、良しとされるのだ。その差は歴然である。私のスーツの発想はなかなかユニークだとは思うが、そうやって気持ちから作り込むことは、とても重要だと心得ている。企業戦士にとってスーツとは、甲冑である。生き残るために相手を斬り殺す覚悟があるか。その戦略を遂行して失敗したら、自決するぐらいの責任感はあるか。『勝って兜の緒を締めよ』という言葉の意味を、理解しているか。

 

何にせよ人生とは、時代がどう変わろうと、戦いである。それはもちろん、『自分との戦い』だ。この落とし穴と誘惑だらけの人生を確実に生き残り、建設していき、それを子孫へと繋げる。その、人生という戦を効率的に勝ち抜いて生き抜くために、ヘロドトスが教える教訓は、大きな力を発揮するだろう。

 

 

追記:2017年7月

ちなみにここで出た10年経てば変わっている、ということについてだが、10年経った今、部下の人格問題は全く改善されていない。彼は

 

  • 吃音症
  • あがり症
  • ADD
  • ADHD
  • LD
  • 回避性人格障害

 

の可能性があるか、あるいはそのギリギリのところで生きているような人間だった。特に吃音症などは100%の確率でそうで、入社して10年経った今も、何一つ変わっていない。

 

ギリギリ

 

10年経って、ようやく毎日うつ病やあがり症の本を読ませ、それを内省させることが出来ているが、あまりにも時間がかかりすぎてしまっている。私が常に彼に言っているのは、

『お前はこのままでは有限のこの人生の時間の中で、自己実現をすることは絶対に無理だ。』

 

というもの。それは本当のことだ。この記事にはあまり関係ないが、『10年で習得してればいい』と書いた手前、これを追記しておく。

 

 

 

 

MEMO
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運営者 一瀬雄治(Yuji ichise.)の半生

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