『ヒト』を最適化しよう。

ペリクレス『アテナイでは政治に関心を持たない者は、市民として意味を持たないものとされる。』

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ふむ…。

運営者

考察

確かに、現在の日本では投票率が戦後最低に下回っているわけだが、それについての善悪はどうなのだろうか。デモや政治活動が激しい地域の方が混沌としている印象を受けることもある。現代の日本人は、心のどこかで、

 

(長い間平和だったんだから、これからも平和だろう。自分がそこに何か加わって主張してもあまり意味はない。)

 

と思っているのだろうか。そういう気配も漂っている。『投影バイアス』とは、例えば、空腹時に、『満腹時の自分』を想像することが出来ない現象を言う。同じように、満腹時に、『空腹時の自分』を想像出来ない。その現在の自分の思考や心が、その先もずっと続く、という錯覚を覚えてしまうのである。

 

そうした投影バイアスに支配されて、現代日本人の投票率は下がっているのかもしれない。だとしたらそれは確かな、一つの『証拠』である。日本がそれだけ平和な国だったという証拠だ。

 

かつて、日本は焼け野原になった。その時に味わった屈辱や挫折感が、日本を経済大国へと発展させるエネルギー源となった。そして、戦争でロシアに勝って有頂天になって失墜した時と同じく、日本の経済成長は『バブル(一時的なもの)』であり、それが弾けた時にもう一度教訓を得た。人々は安定を求めた。ゆとり教育という概念も浸透した。日本は平和になった。しかし、投票率が激減した国にもなった。では、一体どうすればいいのか。

 

一つ言えるのは、投票率は下がっても、別に政治に『無関心』ではないということだ。政治とは、国の平和と秩序を守るために存在していて、それに対する要求が少ないということは、自分の身の回りで、それだけ不具合が起きていないことを意味する。つまるところ、ペリクレスの言う通りだ。しかし、そんな人間は精神未熟な人間以外存在しないのである。誰しもが、その大小に関わらず、何らかの政治問題について関心を持っているのだ。

 

しかし、政治に強く関心を持つ人が多いということは、それだけ、国が混沌としている印象が強い事実は、まぎれもないものである。もし国民が政治に無関心であるという事実があるならば、それはその国が平和であるということ、またはそう思い込んでいるということ、あるいは、平和と秩序が保たれる以上に、欲することなど人間には存在しないことを意味するのかもしれない。

 

 

 

 

MEMO
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運営者 一瀬雄治(Yuji ichise.)の半生

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