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ニーチェ『多くの人間は、その記憶があまりにもよいという唯一の理由から思索者になれない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

『思索』というのは、論理的に筋道を立てて物事を考えていくこと。つまりここで言う『思索者』とは、とても冷静沈着であり、他に支配されない、頑固とした意志の持ち主であり、それは決して『頑迷』ではない。他の支配も、頑迷も、自分の思索の足かせになるだけだからである。

 

『その記憶があまりにもいいという唯一の理由』という言葉からわかるのは、まず『多くの人間』と前置きをしているところからも、『パレートの法則』で考えても、その80%側の人々を、『賢く、賢明である人々』とニーチェが捉えているとは思えない。恐らくは揶揄して批判しているのであり、だとしたら、『記憶があまりにもいい』ということは、高評価ではなく低評価ということになる。デメリットになっているということだ。

 

だが、普通は記憶力があるということは、メリットのように思える。しかし、それがデメリットになる、ということになるのであれば、考えられるのは一つだ。そもそも、その記憶している一切の概念は、正しいのか?間違っているから思索者になれず、思索者になった者が皆賢人となったのではないだろうか。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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