偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
これはぜひとも、トルストイの以下の言葉と併せて考えたい言葉だ。
全く同じ言葉の、違う翻訳なのか。あるいは、元々違うシーンで使っている言葉なのか。それは私にはあまり関係ない。私がずーっとやっているのはそういう細かいことではない。言葉を見て、内省し、それを自分のものにするということである。
私はその記事で内省したように、この言葉に隠されているカギが、限界効用の逓減であり、そこに記載した聖書の伝道者の書の一節が指し示す、『人間の仕組み』にあると考えたわけだが、今回のこのトルストイの言い回しを見ると、
『健康な肉体、思想、頭脳』
というキーワードが出ていて、むしろ、その見解がより一層強化された形になった。
『健康』というのは、往々にして『通常』とか『正常』とも言えるわけだが、例えば簡単に考えて、大好きな焼肉を7日間連続で、働きもしないで食べまくる、というツアーをやったとき、人は、本当にその7日間を、初日の一食目と同じ感覚、幸福度で過ごすことが出来るだろうか。出来ないのであれば、恐らく『通常(健康)』とは、その初日の一食目だけが、その状態である可能性が高い。後は『異常』だ。通常の『焼肉が好き』という感覚がもうなくなっていて、違う人格になってしまっている。そこまで考えると、トルストイのこの言葉の意味はぐっと理解が深まる。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言。なぜ『1万』じゃないのか。それは『内省の後半になるにつれ、同じ的を射る言葉が増えた』からです。そしてそれらの真理は、『38の黄金知』としてまとめました。人間が生きる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ