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ショーペン・ハウエル『歩行者の辿った道は見える。だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『紙上に書かれた思想は、砂上に残った歩行者の足跡に過ぎない。歩行者の辿った道は見える。だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。』

 

先人たちが遺した足跡を辿ることはできる。例えば、『四聖』に数えられる、

孔子

孔子

ソクラテス

ソクラテス

ブッダ

ブッダ

キリスト

キリスト

 

彼らが遺した、聖書、論語、仏典、ソクラテスの弁明から、得られる知識はたくさんある。実際には、それらは弟子たちがまとめたものであり、彼らの本当の言葉という確証はないが、しかし、蓋然性(事実である可能性)が高いことは証明されているわけで、だとしたら、ということで皆その教えに耳を傾けるわけだ。ただし、儒教が確立してから隋の時代になり、科挙の試験が行われるようになると、『論語』は受験の為に丸暗記すべき書物となった。それによって『論語読みの論語知らず』が多数派となり、温故知新は絵に描いたモチとなった。

 

また、キリストの偶像崇拝、近代人によるソクラテスの『非宗教化』、後年の仏教徒によるブッダの神格化、そのどれもこれもから浮き彫りになるのは、『辿ったのはいいが、実態を見極められていない』という人間の実態である。例えばブッダは、『天上天下唯我独尊』という言葉を遺したわけだが、これを辞書レベルにさえ、

『七歩歩いて右手で天を指し、左手で地を指して『天上天下 唯我独尊(てんじょうてんげ・ゆいがどくそん)』と話したと伝えられています。』

 

と書かれていることがあるが、これは事実とは全く異なる話である。これは、内観をやった人間にしかわからない境地なのだ。反省、猛省、内省、内観の順番で、その潜る深度が変わってくる。何のことは無い。『自分の心の中をどれだけ覗いたか』ということなのだ。その際、『反省と猛省』は『頭に浮かんだものの処理』、『内省と内観』は『心に沈んだものの処理』。つまり、ブッダが長い修行の末に辿り着いた、ヴィパッサナー瞑想という内観をしなければ、その『天上天下唯我独尊』の意味も理解することはできない。彼らが遺した言葉を『復唱』することは出来ても、彼らがなぜその言葉を『捻出』したかということは、自分で実際にそれと同じ境地に立って見なければ、わかるはずがないのである。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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