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カエサル『率先して死のうとする男を見つけ出すのは、忍耐をもって苦痛に耐えようとしている男を発見するより容易である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

『楽』な選択肢はある。だが、その選択肢が全ての人に受け入られるかと言えば、そうではなさそうである。例えば先日、29歳で尊厳死の道を選択したブリタニー・メイナードが、

『さようなら、世界。良いエネルギーを広めてください。次へつなげましょう。』

 

と言って、自らの命を絶った。私は以前から『ブラック・ジャックとドクター・キリコ』というテーマについて考えていたから、彼女の選んだ選択を一切責めることはなかった。だが、それに対して思ったより批判的な意見があったのだ。

 

彼女の母は、『私の娘の気持ちをあなたたちは理解できるか』と言って、弁護したが、ある意見の中には、『あのニュースを見ると、生きる気力がなくなってくる。これから何とか生きようと思って奮起している人への、あれは侮辱だ』というものがあり、両者とも正しく見えるし、両者とも間違っている様にも見えた。

 

イングランドの作家、トーマス・ブラウンは言った。

 

彼女の話と、カエサル、トーマス・ブラウンの話を総合すると、この話の奥は何階層も深いものになる。彼女の場合は、余命も宣告されていたのだ。だが、『余命』とは、我々全ての人間が、宣告されていないだけで、生まれた時からカウントダウンが始まっているのである。

 

 

ブリタニー・メイナードは、カエサルやトーマス・ブラウンの言うように、最後の最後まで苦痛に耐え、生きながらえて、苦しみの絶頂の中、家族に悪態をつき、寿命として死ねばよかったのだろうか。私はそうは思わない。とにかく私は、彼女からとても大事なことを教わったのだ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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