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オットー・フォン・ビスマルク『青年にすすめたいことは、ただ三語につきる。すなわち働け、もっと働け、あくまで働け。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

ビスマルクのこの言葉の意味を理解するためには、まず次の概念を理解する必要がある。

 

  1. 10年ルール
  2. 1万時間の法則、
  3. クリティカルマス
  4. 弾み車効果、
  5. 量質変化

 

10年ルールとは、『世界レベルの業績に達するまでに少なくとも10年かかる』という法則。1万時間の法則とは、『人が何かに習熟してスペシャリストになるまでにかかる時間』を示唆した法則。クリティカル・マスとは、『量が積み重なって、質的な変化を起こす臨界点』 を指す言葉。弾み車効果とは、『自動で高速回転している弾み車も、最初は人力の手押しで苦労していた』ということを指す意味。量質変化とは、『量が積み重なると、あるとき質的な変化を起こす現象』の意味。

 

現象

 

これを考えた上でもう一度ビスマルクの言葉を見ると、いささか、一見して得られる『ただの暴君による乱暴かつ傲慢な暴言』には見えない。何よりも重要なその『基礎工事』の時期に、手を抜いて工事作業をしようものなら、いずれくる『壮年期』は単なる『中年期』にしか成らない。壮年も中年も別に意味は同じだが、ここで言う壮年とは、『主体的な人間』を意味し、中年とは『反応的な人間』を意味する。しっかりとした地盤と基礎工事が出来ていなければ、そこに建てられる家も、知れているのである。

 

私は自力で前述した言葉を見つけたが、もっと幼いころに教育者にこれを教えてもらいたかった。まずは私が実践して証明してみせ、そして子孫に確実に、わかりやすく教えてあげるつもりだ。アニメを見たっていい。デートをしたっていい。ゲームをしたっていいし、海ではしゃいでもいい。だがそれを単なる『娯楽』にするのと『糧(経験、実験)にする』のとではまるで違う。

 

前者はただの『現実逃避』だが、後者はほとんど『仕事(ミッション)』としてその経験を捉えている。クリントン政権下でゴア副大統領のスピーチライターを務めたダニエル・ピンクは、著書『モチベーション3.0』でこう言っている。

『仕事とは関連性のない”遊び”だけを楽しめて人生で取り組む真剣な仕事を、”耐えがたい重荷”として耐えなければならない、と信じる理由はもはや存在しない。仕事と遊びの境界が人為的なものだと気づけば、問題の本質を掌握しもっと生きがいのある人生の創造という難題に取り掛かれる』

 

まずは『ワークライフバランス』などないことを知ることだ。全ては『ライフ(人生)』の上に起きている現象なのである。そう考えれば、ビスマルクの言う言葉どころか、生きている以上ずっと働いたって別に苦ではない。そういう発想が生まれるはずである。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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