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安岡正篤『偉くなることは、必ずしも富士山のように仰がれるようになるためではない。なるほど富士山は立派だけれども、それよりも何よりも立派なのは大地である。』

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ふむ…。

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考察

『偉くなることは、必ずしも富士山のように仰がれるようになるためではない。なるほど富士山は立派だけれども、それよりも何よりも立派なのは大地である。この大地は万山を載せて一向に重しとしない。限りなき谷やら川やらを載せてあえていとわない。常に平々坦々としておる。この大地こそ本当の徳である。我々もこの大地のような徳を持たなければならぬ、大地のような人間にならなければならぬ。』

 

 

これを受け、率直に思うことがあるので、書いた方が良いだろう。最近、私が少年時代からずっと好きだったとある有名人が、『馬鹿』に見える時がある。その人は、本当に天才的でカリスマ的だと思うし、今でも全くその才能に衰えはないと見受けられるが、しかし、前述したことが本当にあるのだ。『馬鹿』に見えるのである。

 

彼はどうも、『富士山』にこだわりすぎている印象を持つ。そして、それ以下にいる人間を見下し、『自分はお前らとは違う』ということを、常に抱いていて、それがたまに凶器のように鋭くその『格下』の相手を突き刺すときがある。

 

大体の人は彼のカリスマ性にぐうの音も出ず、泣き寝入りするが、最近、その『格下』の人間の一人に、この『常に平々坦々としている大地』の様な人間がいて、それと彼とのやりとりを見ていると、カリスマ性のある彼が、『馬鹿』に見えてしまったのだ。それは、今までも何度もあったことで、しかし盲目的になっていることから、私はそれをスルーして来たが、この『格下』の人間とのやりとりは、その印象が特に顕著なものだった。

 

彼はおそらく、本当は自信が無いか、あるいは麻痺している。一番考えられるのは、彼が幼少期に強いられていた家庭環境であり、その時に父親に一切認めてもらえなかった事実から、『能力のある人間が認められないことは理不尽だ』という思いが強くあり、それでこうして自分の主張を、相手を蹴落としてまで、やるようになった、という心理背景であるが、

 

しかし前述した通り、それでも彼は『馬鹿』に見えたのが事実だ。どこか固執していて、執着していて、器が小さい。そういう印象を受けた。群雄割拠のその世界で、その立居振舞は、自然と身についたものかもしれないが、やはり『徳』とかそういう話になるのであれば、彼には『才能』はあっても、『徳』はないだろう。

 

最近、その『格下』の人間が、偉業を成し遂げた。幾多もの重しを受けて、それでも自分のプライドを見失わなかった彼には、『徳』があったのである。彼は、その分野の『富士山』に重圧をかけられ、『出る杭』として打たれたが、『常に平々坦々としている大地』のように振る舞い、それを糧にして、違う分野で『富士山』となった。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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