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トーマス・フラー『頭脳は過去の記録の博物館でもなければ、現在のがらくた置き場でもない。将来の問題についての研究所なのだ。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

しかし、朝ベッドから目が覚めて辺りを見渡すと、そこに広がっているのは昨日までと同じ景色だ。見慣れている。知っているのだ。記憶に定着している。覚えているのである。脳が、記憶が、心が、その部屋、あるいは家で昨日までに起きた事実や、歴史を覚えていて、人間は、その記憶に支配され、今日も昨日と同じような環境を生きようとする。

 

例えば、家族構成だ。自分はその中で、どのような立場にあるか。人間関係で、不和や確執はあるか。昨日言いそびれたこと、感謝していること、忘れられないトラウマ、忘れてはいけない恩義、何でもいい。それが『昨日までと同じ環境』だ。それをなぞって、引き継ぎ、その延長線上で今日を生きようとする。『だから』人は皆、過去を引きずるわけだ。引きずるというか、『覚えている』のだから仕方がないのだ。

 

しかし、チャーチルがこう言うのだ。

 

例えば、急にそれら『全ての過去の記憶』を失ったことを想像してみる。今は、映画でそのような話はよくあるから、想像しやすいはずだ。彼らは当然、人間関係も自分の名前すらも憶えていない。とても残念なムードが漂い、『記憶障害』という名前も手伝ってか、どうしてもデメリットの方が先行して、そういう印象を強く受けることになる。

 

しかし、メリットもあるはずだ。例えば、どうしても忘れられなかったトラウマを忘れている。因縁的な人間関係も、すっかりその因縁を忘れているから、心がそれについて悩まされることは無い。そう考えると、解放されているのだ。新たな人生がスタートした。リセットされたのだ。良い記憶もリセットされたということはデメリットだが、しかしそもそも、『良い記憶』という判断をしていた脳の正確性は、どこまで信憑性があるだろうか。

 

大した信憑性がないから、うだつが上がらなかった、あるいは偉人たる生き方をしていなかった、

 

という考え方もできるはずだ。脳をいい意味でリセットする。

 

 

そんな発想を一つ持つことは、人間の人生に大きな影響を与える。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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トーマス・フラー『不幸によって、磨かれる人もいれば、駄目になってしまう人もいる。』 トーマス・ブラウン『人生が死より恐ろしいところでは、あえて生きることが最後たる真の勇気である。』 藤田田『凡眼には見えず、心眼を開け。好機は常に眼前にあり。』

 

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