ラ・ブリュイエール『人生はそれを感ずる人間にとっては悲劇であり、考える人間にとっては喜劇である。』
フランスの作家 ジャン・ド・ラ・ブリュイエール(画像)
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考察
主体的の対義語は、反応的である。主体的な人は、物事の常に主となって、自主・自立・責任をモットーに人生に前のめりに臨む人間である。
それに比べて反応的な人は、常に物事に反応していくことを良しとしている。人からの意見、会社からの指示、大勢の人の波に流され、今日も明日も、人生に『反応』して生きていく人間である。
ラ・ブリュイエールの言う『感ずる人間』がその『反応的な人間』のことだ。人生などというものに反応しているだけでは、
差別、貧困、格差、病気、天災、事故、犯罪、戦争、
これらについての結論は、どのようにして出すつもりだろうか。これらが起こるたびにいつも通り『反応』し、嫌な気分になったり、あるいは生きている意味を見失ったり。
だが、起きてしまうではないか。それを避けて通ることなど絶対に出来ない。
『考える人間』とは、主体的な人間。つまりこの人生に反応するだけに、甘んじない人間のことだ。 考えて、結論を出す。内省をして、自分と向き合う時間を作る。答えを出す。悟りを啓く。すると、自分が今こうして生きていることが、どれだけ希少で、幸運で、恵まれているかという結論に、たどり着くだろう。
下記の時間管理のマトリックスにおける『第2領域』に目を向けることができる人間は、主体的である証拠である。
(画像)
ブッダは言う。
人の10倍の速度で成長し、つまり10分の1の時間しか生きられない病を負った少女がいた。彼女はそれでも、人生を満喫した。大好きな動物と一緒に居られる、ペットショップで働いた。中国に居る同じ病を持つ男の子に、恋もした。
彼女の人生が『悲劇』?それは、この人生を考えていない証拠だ。
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
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