偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
ムンクはこうも言った。
そこにも書いたが、ムンクは、自身が15歳になる前に母、姉、弟を亡くした。
『病魔と狂気と死とが、私のゆりかごを見守っていた黒い天使。』
そう言ったムンクが、芸術家として完成する為には、負の要素というものは必須のものだったのかもしれない。例えば、甲殻類のアレルギーを抱えている人が、エビやカニに対して神経質になり、あるいは、ダニアレルギーの人が、ハウスダストに警戒し、あるいは潔癖の動きを見せる様に、人間というものは、自分の意志とは無関係の『どうしようもない要素』に、無意識にでも方向を強制されている場合がある。
舵がなくても、船は一応前に進むことが出来る。ただし、方向転換をすることは一切出来ないわけで、だとしたらそれが船として成り立つかどうかは疑問だが、とにかく進むことは出来る。しかし、方向転換が出来ない船なんて、もぬけの殻と同じだ。どこで迂回し、どこで左折し、どこをどれだけ航海するか。その選択こそが、自分の人生が存在している証拠なのだ。
自分が持って生まれた間違いなく存在する要素。その要素を持って、悔いに無いように航海する。人間に出来るのはそれだけなのだ。『それしかできない』のではない。『それができる』のだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言。なぜ『1万』じゃないのか。それは『内省の後半になるにつれ、同じ的を射る言葉が増えた』からです。そしてそれらの真理は、『38の黄金知』としてまとめました。人間が生きる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
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