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ドストエフスキーの名言・格言一覧

ロシア作家。フョードル・ドストエフスキーは、ロシア出身の小説家であり思想家です。1821年11月11日生まれで、1881年2月9日まで生きました。彼の代表作として多くの人が知るものとして『罪と罰』、また『カラマーゾフの兄弟』があります。フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(画像

名言一覧

65個あります

『コロンブスが幸福であったのは、彼がアメリカを発見した時ではなく、それを発見しつつあった時である。幸福とは生活の絶え間なき永遠の探求にあるのであって、断じて発見にあるのではない』

『人は自分が幸福であることを知らないから不幸なのである。』
『人生は苦痛であり恐怖である。だから人間は不幸なのだ。だが今では人間は人生を愛している。それは苦痛と恐怖を愛するからだ。』
『人間として最大の美徳は、上手に金をかき集めることである。つまり、どんなことがあっても他人の厄介になるなということだ。』
『金を持っている人間は、貧乏人がその儚い運命を訴えることを聞くのが大嫌いである。』
『金こそは、取るに足らぬ人物を第一級の地位に導いてくれる唯一の道である。』
『一般的に言って、苦しみと悩みは、偉大な自覚と深い心情の持ち主にとって、常に必然的なものである。』
『人間的なあつかいをすれば、神の似姿などとうの昔に消えてしまったような人をさえ、人間にすることができる。』
『苦しむこともまた才能の一つである。』
『あらゆる堕落の中で最も軽蔑すべきものは、他人の首にぶらさがることだ。』

10。
『いちばん簡単で、いちばん明白な思想こそが、いちばん理解しがたい思想である。』
『もちろん金は絶対的な力である。と同時に、平等の極致でもある。金の持つ偉大な力は、まさにそこにあるのだ。金はすべての不平等を平等にする。』
『世の中には、恋人とか情婦としては通用するが、ほかになんの役にも立たない女がいるものだ。』
『人は思想をとらえようが、思想はつねに人間よりも現実的である。』
『人生において何よりも難しいことは、嘘をつかずに生きることだ。そして自分自身の嘘を信じないことだ。』
『神が存在しないならば私が神である。』
『神と悪魔が闘っている。そして、その戦場こそは人間の心なのだ。』
『私はなにか善を行おうとする希望を持ち、そこに悦びを感ずることもできる。だが同時に、悪を行いたいとも思い、そこにも悦びを覚えることができる。』
『金は鋳造された自由である。』
『絶望の中にも焼け付くように強烈な快感があるものだ。ことに自分の進退窮まった惨めな境遇を痛切に意識するときなどはなおさらである。』

20。

『感情は絶対的である。そのうちでも嫉妬はこの世で最も絶対的な感情である。』
『「人類に対する愛」という言葉は、自分が心の中で作りあげた人類に対する、つまり己れに対する愛である。』
『本当の真実というものはいつでも真実らしくないものだ。』
『良心の自由ほど魅惑的なものはないけれど、またこれほど苦しいものはないのだ。』
『どうか偶然なんてことをあてにしないでください。偶然のない人生というのもあるのですから。』
『思いやりこそは最も重要な、そしておそらくは全人類の唯一の生活の規範なのだ。』
『女にとっての復活は、あらゆる破滅からの救いと更生は、愛のなかにある。』
『人生で何よりも難しいのは、嘘をつかずに生きることだ。そして、自分自身の嘘を信じないことだ。』
『人間という奴はいつでも、人に騙されるよりは自分で自分に嘘をつきたがるものなのだ。そして、無論、人の嘘より自分の嘘の方を余計に信じるのだ。』
『太陽におなりなさい。そうすれば、誰もがあなたを仰ぎ見ることでしょう。』

30。
『恋の悩みや嫉妬はすべて退屈のなせるわざなのだ。惰性に押し潰されたのだ。』
『僕は人類全体の苦痛の前に頭を下げたのだ。』
『僕だけが恥辱の中で暮らし、一人であらゆるものを汚し、美にも栄光にも全く気づかずにいたのだ。』
『愛情に満ちあふれた心には、悲しみもまた多いものである。』
『女、女こそ男を完成させる唯一のものである。』
『人間というものは時として、何にそそのかされて我を押し通すのか、自分でも分からぬことがあるものだ。』
『他人のために自分を忘れること、そうすればその人たちはあなたを思い出してくれます。』
『善い人とは、強い人たちのことではなく、誠実な人たちのことである。』
『人間は卑劣漢として生きることができないのみならず、卑劣漢として死ぬこともできない。人間は清らかに死なねばならない。』
『文明のおかげで人間がより残忍になったとはいえないとしても、前よりも残忍さが醜悪になったことは確かだろう。』

40。

『利口な女と嫉妬深い女とは、おのおの異なった、まったく別個なものである。したがって、どんなに利口な女でも、同時に嫉妬深い女になることができる。』
『たとえ今までのところ、その建物にわずか一粒の砂を運んだにすぎない人でも、 必ずや心の渇きをいやしてくれるはずである。』
『よき時代は天から降ってくるものではなくて、わたしたちが自分でつくり出すものです。それはわたしたちの心の中にあるものなのですよ。』
『謙虚な愛は、暴虐よりずっと効果の多い怖ろしい力である。』
『自分も生き、他人をも生かすようにする。』
『あらゆる堕落の中で最も軽蔑すべきものは、他人の首にぶらさがることだ。』
『完全な自由というものは、生きていても生きていなくてもまったく同じになったとき、はじめて得られるものなんです。』
『苦痛と恐怖を征服した人間が、神となるのです。』
『人間は従順な動物である。どんなことにも馴れてしまう存在である。』
『思想は常に人間よりも現実的である。』

50。
『皆のために自発的に命を捨てること、皆のために十字架にのぼり、火刑の火の中に入ることは、個性が最も強度に発達したときに初めてできることである。』
『神がいなければ、すべてが許される。』
『人類の最も偉大な思考は、意志をパンに変えるということである。』
『問題は時間にあるのではなく、あなた自身にあるのです。』
『新しい一歩を踏み出すこと、新しい言葉を発することは、人々が最も恐れることである。』
『楽園は我々一人ひとりの内にあるのです。それは今私の内にもあるのです。』
『人間の後半生は、通常、前半生で蓄積された習慣のみで成り立つ。』
『あの言葉はもちろん、思わず口からこぼれたのだが、思わず言っただけによけい重大なのだ。』
『人間には、愛がありさえすれば、幸福なんかなくったって生きていけるものである。』
『真の紳士は、持てる物をすべて失ったとしても感情を表してはならない。お金はまったく紳士の関心の外にあることであり、気にかける価値もない。』

60。

『「私にはその行為に責任があるのだろうか?ないのだろうか?」という疑問が心に浮かんだら、あなたに責任があるのです。』
『他人に尊敬されたいのなら、自分自信を敬うがいい。自分自身に敬意を払うことによってのみ、他人はあなたを敬うようになるだろう。』
『地獄とは何か、それはもはや愛せないという苦しみだ。』
『誰ひとり尊敬する相手がなくなると、人は愛することをやめ、愛を持たぬようになると、何かに没頭して気をまぎらすために情欲や卑しい快楽に溺れて、あげくのはてには畜生同然の罪悪を犯すようになります。』
『自分を嘘であざむき、自分の嘘に耳を傾ける人は、ついには自分のなかの真実も周囲の真実も見定めることができなくなり、その結果、自分をも他人をも尊敬できなくなる。』

65。

 

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ドストエフスキーの格言と向き合って内省する

フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーとは(画像

ロシア作家。フョードル・ドストエフスキーは、ロシア出身の小説家であり思想家です。1821年11月11日生まれで、1881年2月9日まで生きました。彼の代表作として多くの人が知るものとして『罪と罰』、また『カラマーゾフの兄弟』があります。24歳の時に『貧しき人々』という作品で高い評価を得て、作家としてデビュー。その後は社会主義思想サークルの一員となりますが、1849年に逮捕されて死刑判決を受けます。しかし皇帝ニコライ1世の特赦によってシベリア流刑へ減刑。服役後はキリスト教的人道主義者へと思想を変えます。

 

ドストエフスキーの名言としては、「ある社会の文明の発達のレベルは、刑務所に入ってみればわかる。」というものがあります。実体験から来るものであり、簡単には見えず、飾られていないところにこそ真実があるというものです。