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ブッダ『思考を切り替える訓練をせよ。それには人生経験が必要だ。』


ブッダの言葉


仏教の開祖 釈迦(画像

 

これは私が実証済みだ。私も以前は、20代前半あたりまではそれが出来なかった。自分の意見に固執して、頑なに変えなかった。それには確かにそうなった要因があった。

まず第一に、私の意見は往々にして正しかった。そして、周りの人間は自分本位で無責任だった。

更に、私は男である。男は自分の意見を変えない。意志弱気男など、男ではないからだ。

だが人生を生きていると、いずれ『正義』の多様性を知ることになる。長い間大切にしていた存在を失った人間の、『虚しさ』、またその人間の『儚さ』を知ることになる。そして、『男』とは、『頑固』、『頑強』であっても、『頑迷』であってはならないことを知る。

それを知ることが『成長』だ。それが『大人』に成る条件だ。つまり、今自分が、それら大きな視野を持てず、視野が狭い『小人』に成り下がっていると知ったなら、相手の為に、自分の頑なな思考を、柔らかく切り替えることが出来るだろう。

私も今では激昂するぐらい熱くなって人に怒鳴り散らして説教を始めても、途中で

『まあでも、なかなか難しいとは思うけど』、『でも毎日やるのは確かに大変だけどね』、『絶対ってことはもちろんないけどさ』、そういうクッションワードを入れられるようになった。

つまり、自分が絶対に正しいと思っても、他人だって自分の意見にすがって生きているのだから、それを真っ向から完全否定し、シャットアウトしてしまうということは、相手にとって自分は『敵』になってしまうため、『自分は相手の立場をわかっている味方』だという意思表示をするようになったのだ。

以前、剣道の世界で、練習で相手に面を打つときに、その痛みを相手に与えないようにして、『やさしい』人間を演じた知人が、師匠にこう言われた。

『お前、それで自分が”優しい”とでも思っているのか!?相手の為を思うから、相手に強くなってほしいから、強く面を打つんだ。お前がやっていることは、偽善だ。』

彼がやったことは”易しい”。つまり、『やさしさ』間違いだったのだ。だから当然、自分が正しいと思った意見は曲げる必要はない。それが相手の為になるなら、より一層だ。

だが、それでも『頑固』と『頑迷』の違いを知らなければならない。もしそれでも『頑迷』であるというのなら、それはもはや『相手の為』を思ってなどいないだろう。自分だけのためにやっているのだろう。自分だけのために生きる人間が、『正しい』わけがないのである。

相手の為に『頑固』であれ。相手の為に『頑迷』を捨てよ。

 

 

参照:経集895

 

※これらの言葉は参考文献や史実に基づき、オーナーが独自の見解で超訳し、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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