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ニーチェ『友たるものは、推察と沈黙に熟達した者でなければならない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

それらのポテンシャルがない人間でも、『友』を名乗っているはずだ。例えば、『小学校時代の友人』はどうだ。彼らは皆、自分たちのことを『友達だね』と言うわけだが、彼らが推察と沈黙に熟達しているとは思えない。だとしたらニーチェの言葉が間違っているか、『友』という言葉の意味を皆が間違っているかの二択だ。

 

 

ニーチェはこうも言った。

 

『友』というものは、本来、ニーチェの言う通り、一生のうちに出会える数は、数えるほどしかいないのだ。普通、その様な『メンター』的な人物は滅多にいないだろう。FacebookのCOO、シェリル・サンドバーグは、著書『LEAN IN』でこう言っている。

Googleにいた頃、非常に優秀な若い女性に数年にわたって注目し、彼女が重大な決定をする局面で折に触れてアドバイスをした。『メンター』という言葉は使わなかったが、彼女の成長の為にたくさんの時間を費やしたつもりだった。だからある日彼女が、『私はメンターはいなかったし、私を見守ってくれる人は誰もいなかった』とひどくあからさまに言った時、私はびっくりしてしまった。そこで、『あなたはメンターをどういう意味で使っているのかしら』と質問してみた。彼女曰く、『少なくとも週に一時間は話し合いをする相手』だと言う。私は微笑み、それはメンターではなくセラピストだと思ったけれども、何も言わなかった。

 

 

彼女は続けて、

手とり足とりメンティーを指導するほど時間のあるメンターはめったにいない。たいていは自分の厄介な仕事に忙殺されている。(中略)メンターになるような地位の人達がもっとも得意とするのは問題解決である。』

 

と言っているが、ニーチェが言う様な『友』は、ほぼ『メンター』に等しいわけで、だとしたらその様な人物は滅多にいるものではないのだ。従って、その『小学生時代の友人』は、そのほとんどが『勘違い』である。友たるものは、推察と沈黙に熟達した者でなければならないのだ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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