名言を自分のものにする

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ニーチェ『もし君が悩む友を持っているなら、君は彼の悩みに対して安息の場所となれ。だが、いうならば、堅い寝床、戦陣用の寝床となれ。そうであってこそ君は彼に最も役立つものとなるだろう。』

ニーチェ


ドイツ哲学者 ニーチェ画像

 

名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!



 

 

考察


『友人』といっても、振り分けがあるということだ。

 

悪友、セフレ、知り合い、顔見知り、 幼馴染、親友、戦友、盟友。

 

ニーチェが言うのは、その『友』についてどう在るべきかということ。相手のことが大事なら大事であるほど、慣れ合いや、傷のなめ合い等、軽率な人間関係に甘んじてはならない。

 

『安息の場所』という言葉を思慮浅い人間が読み解くと、『安息』というぐらいだから、さしずめ『ベッドの上』や『ぬるま湯』の居心地を思い浮かべてしまう。

 

ベッド

 

ニーチェの言葉は、『だが』と後に続いている。『堅い寝床』でなければならない。 つまり、『ふわふわとした快楽に包まれるベッドの上』ではなく、『居心地が良くて何もやる気が起きないぬるま湯の中』でもない。 むしろ、『堅い寝床』は『居心地は悪い』だろう。

 

『居心地のよさ』を提供する、つまり『慣れ合い』を共有するのが『友人』だと思うなら、思慮不足だ。向上心のある人間にとって『安息の場所』とは、決してそういう『ぬるま湯』ではない。

 

不撓不屈をモットーに人生という登山を続ける最中、ふと人生の試練に直面して、休憩しているときに周りを見渡す。その時に、『友』が数年前と同じ顔つきで、同じ元気で、登山をしているのを見る。するとどう思うだろうか。

 

(あいつはまだまだ衰えていないな。俺も休んでる暇なんてない。)

 

と安堵して、元気を貰えるのではないだろうか。彼にとってその『友』は、一種の心の支えであり、彼の人生があるところは、『安息の場所』である。

 

以前私の人間関係は『悪友』ばかりだった。その責任は全て私にある。『悪友』を『盟友』に昇華させる努力を怠っていたのは私だからだ。『悪友』たちは、私を好んでいた。だが、好んでいたのは『私』というより、『皆を楽しませる私が演じるピエロ』だった。

 

ピエロ

 

私は、本来の私の本性を抑えてまで、その『悪友』と一緒に居ようとしていた。家庭内でいろいろあったからだ。

 

時が経ち、問題の解決法が徐々に明らかになり、あるいは成長し、人生の余暇時間を考えたとき、私は『ピエロ』、つまり『本性を隠しておどけてみせる存在』の卒業を覚悟した。

 

するとどうだろう。『悪友』たちは、こぞって私を敬遠しだすではないか!彼らのその態度からは、こういうメッセージが発せられていた。

 

(お前の本性なんていいから、またピエロになって楽しませてくれ!)

 

以来私は、『友』がどう在るべきかを、真剣に考えたのだ。

 

またある『悪友』は、うちの会社に入ったが、辞めた。その理由が、顕在的には違う理由だが、潜在的にはこうだった。

 

(俺が求めていたのは、こんな『堅い寝床』じゃなくて、あの頃のような『快楽のベッドの上』だった。こういうのは耐えられない。)

 

これも、私が最初から、『悪友』を育てることを助長するように、『ピエロ』となって彼らと接していた責任である。

 

『親友(しんゆう)』とは、『心友(しんゆう)』であり、『真友(しんゆう)』でなくてはならない。

 

『真友』とは、相手にとって刺激的な存在でなければならない。『言い返されることを恐れ』、相手にとって都合の悪いことを言わない。これでは、相手のことを思っていない。自分のことを思っている。相手のことを思っているなら、例え理不尽に言い返されても、相手にとって一番ふさわしい言葉を言えるはずだ。

 

言い返されるのが嫌、人間関係が崩れるのが嫌、つまり、そのことによってストレス、つまり自分の人生の負担が増えるのが嫌、そう思っているなら、あなたに『真友』はいないのである。

 

『心友』、つまり、表面でどうなろうと、『相手の心にどれだけの言葉を残せるか』。それが『友』に課せられた、使命である。

 

 

 

 

※この文章は全てオーナー独自の『名言を通した見解』です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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ニーチェ『もし君が悩む友を持っているなら、君は彼の悩みに対して安息の場所となれ。だが、いうならば、堅い寝床、戦陣用の寝床となれ。そうであってこそ君は彼に最も役立つものとなるだろう。』


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