Contents

ニーチェ『苦しみをともにするのではなく、喜びをともにすることが友人をつくる。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

違和感を覚える。妙だ。偉人の言葉を6000ほど向き合って内省してきた私が、この言葉に違和感を覚えている。ニーチェは一体どういうつもりでこの言葉を言ったのだろうか。恐らく、短絡的に考えてしまえば、読んで字の如くだ。しかし、これはおそらく『風刺』であり、『揶揄』である。『風刺』というのは、機知に富んだ皮肉だ。

 

(それがまかり通っているが、本当にそうなのかね)

 

という、投げかけである。まず考えたいのは、高杉晋作のこうした言葉や、

 

小林多喜二のこの言葉だ。

 

また、ニーチェはこうも言ったわけだが、

 

だとしたらやはり、見えてくるのは、

『喜びや、快楽、楽しみを共有することはた易い。人間関係が脆弱なものでも、それを共有することが出来る。だが、哀しみや、苦痛、負荷を共有することは、困難だ。固い絆で結ばれた人間関係がなければ、それを共有することは出来ない。』

 

 

という見解であり、ニーチェのこの『喜びをともにすることが友人をつくる』という言葉は、違和感を覚えざるを得ない。だとしたら、間違っているのは『蔓延している友人という概念』である。つまり、『多くの人間が認知している友人というものは、所詮その程度のものだ。苦しい状況になった時、さっと逃げる。そういう脆弱なものなのだ。』という、揶揄たる皮肉である。

 

『『中国古典』の教え』の『史記』にはこうある。

『地位が上がったり下がったりすることによって、付き合いの深さが良くわかる』

こちらが調子のいい時は放っておいても人は集まるが、落ち目になると、さっと去っていく。遥か昔から今において、変わることのない愚かな習性である。(中略)『だが、初めからそれが人情だと心得ていれば、人が寄ってきたからといって喜ぶこともないし、去っていったからといって嘆くこともないのである。』

 

人間のいう『友人』など、所詮その程度のものだ。だが、最初から『それが人間というものである』と理解していれば、裏切られたとき、大きな挫折を味わうことはないだろう。

 

美輪明宏は言った。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

アウグスティヌス『剣で人を殺すよりも、言葉で戦をつぶすほうが名誉なことである。』 リチャード・バックの名言・格言一覧 アウグスティヌス『あなた自身に立ち返れ、内なる人にこそ真理は宿る。』

 

関連する『黄金律

『本当の友人とは。』

同じ人物の名言一覧

ニーチェの名言・格言一覧