古代ギリシャ哲学者 ソクラテス(画像)
内省
『犯す』という言葉は、法律、規則、倫理、そして信念などに反した行為をすること。『侵す』という言葉は、権利を損なわせる、損をさせる、侵害するということ。
『法』とは、決してあの『法律』のことだけではない。『法』とは、『信念』であり、『ポリシー』であり、『意志』であり、『真理』でもある。つまり、自分の『法』に反した行為をしてまで、生きながらえるこの世の中に、悔いなどない。そういうことなのである。
いつも言うが、目の前で、他人の子供が車で轢かれそうになっているのを見てしまったとき、見て見ぬフリをする選択肢と、助けて命を落とす選択肢を強いられるだろう。その時に、刹那でもこの言葉の意味を思い出すのなら、それで十分だ。自分の命よりも重いものがある。そういう思いを、少しでも抱いているだけで、その”命”は、高潔なのではないだろうか。
関連する黄金律


ソクラテスに関する他の記事

