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なぜ美容液等の化粧品を使う人がバカ扱いされるのか?

化粧品を使っている人は多い。女性はもちろん、今や男性も当たり前のように様々な化粧品を使っている。しかし、

 

 

このほとんどにおいて、『肌に使用してはいけない物質』が入っているのを知っているだろうか。実は、このすべてのスキンケアグッズに含まれる『合成界面活性剤』というのは人間のあらゆるバリア機能を低下させる。更に厳密に言うとそのバリア機能とは、

 

  • 皮脂膜
  • 美肌菌(表皮ブドウ球菌)
  • 分泌型IgA

 

のことだ。『アトピーは合成洗剤が原因だった! (危険警告Books)』では『石鹸も危ない』と言っているほどで。アトピー性皮膚炎等に悩んでいる人は、もしかしたら石鹸すら考え直した方がいい。

 

STEP.1
合成界面活性剤入りのスキンケアグッズを使う
 シャンプー、ボディシャンプー、洗顔料、化粧水等。

STEP.2
すべてのバリア機能を破壊し、低下させる
 皮膚膜、美肌菌(表皮ブドウ球菌)、分泌型IgA、角質細胞間脂質、天然保湿因子。

STEP.3
バリア機能を失った肌はあらゆる問題に対して弱くなる
乾燥したり、ばい菌に感染しやすくなったりする。

STEP.4
肌荒れ、ニキビ、アトピー性皮膚炎等の問題を引き起こす
 

 

ニキビの発生を抑える『美肌菌』を増やすためにやるべきことは?

 

化粧水、美容液、パックとて同じことだ。

 

STEP.1
『化粧水や美容液をつける』『顔のパックを当てる』

STEP.2
肌に水分を与えることで一時的に角質層の水分量は増す
 

STEP.3
角質層は過剰な水分が与えられることで水浸しの状態になり、結果的にはバリア機能を低下させる
 

STEP.4
皮膚は水分を失って乾燥肌になる

STEP.5
あるいは、皮脂が過剰分泌されニキビの原因となる。
 

STEP.6
乾燥肌が原因でニキビになる

 

一番安全性が高いものを挙げるなら、それは『石鹸』となる。『バカがつける化粧品―あなたの素肌は、20代で乾燥肌、30代で小ジワ、40・50代でカサカサ・シワシワ (危険警告!Books)』にはこうある。

合成ポリマーの中では常在菌が増殖できない。それが最終的には乾燥肌につながる

(省略)石鹸で洗顔すると、石鹸の脂肪酸が皮膚の表面に残ります。皮膚の常在菌はそれもエサにしています。哺乳類の皮膚に住むようになって少なくとも7000万年の間、皮膚表面の油脂、脂肪酸、炭化水素、コレステロール、落屑などを餌にして常在菌は生きてきたのです。しかし、合成ポリマーの登場で、常在菌の環境は一変してしまいました。洗顔フォームとかクレンジングオイルという合成洗剤で皮脂を根こそぎ洗い流して、エサを奪い、しかも合成ポリマー製の美容液や乳液で皮膚を覆っているのです。脂の中で生活してきた生物に、合成樹脂の中で生きろといったって、それは無理です。

 

 

石鹸の場合、皮膚の酸性物質(油を洗い流す力)で中和され、界面活性剤が失われるので安全。また、石鹸使用後は『バニシングクリーム(脂肪酸)』という物質になり、皮脂の減少した皮膚を守る。

 

STEP.1
石鹸を使う
 

STEP.2
どんなにお湯で洗い流したつもりでも皮脂や角質に残る
 

STEP.3
しかし皮膚の酸性物質(油を洗い流す力)が壊れて安全化する
 

STEP.4
『バニシングクリーム(脂肪酸)』になって皮脂の減少した皮膚を守る
 

 

ニキビに一番効くのは『石鹸』?唯一安全性が認められている洗浄剤の効果

 

ただ、石鹸の中にも合成界面活性剤入りのものがあるので注意が必要だ。合成界面活性剤というのは、『防腐剤』も体に入れるようになる。本にはこうもある。

防腐剤(毒性物質)

多くの防腐剤は微生物の繁殖を妨げ、殺す合成物質です。毒性なしにそんなことはできません。(中略)しかし、こういう防腐剤は皮膚のバリアによって皮内へは浸透できませんから、バリアの強い健康な皮膚にとっては毒でも何でもありません。しかし、殺菌性の強いものはたとえ自然物であっても念のために毒性の添加物として考えるべき。香料はその一例です。防腐剤が問題になるのは、バリアを壊す合成界面活性剤を化粧品業界が乱用するからなのです。合成界面活性剤の乱用で壊れたバリアから、皮内に浸透してしまうからです。

 

ではなぜ合成界面活性剤を入れてしまうのか。それは、『そうしないと成分を入れられないから』だ。イメージは『落とし穴』。穴を掘れば、そこに水を溜められる。合成界面活性剤というのはここで言う『穴を掘るためのスコップ』のようなもの。そして、そこに化粧水や乳液という『水分』を入れる。すると、一時的にそこに水が溜まって、潤う。つまり、

 

つやつや!

すべすべ!

 

このような『実感』を消費者に与えることができる。すると、商品の効果を知らせることができ、それが他の商品と違うなら差別化となる。つまり、

 

この化粧品使うと、肌が本当に調子よくなるのよね!

 

という感想を消費者に持たせることができ、そしてそれを気に入ってもらえたなら、商品を再購入してもらえるというわけだ。しかし、合成界面活性剤というスコップで肌を掘ってしまったせいでバリア機能(掘ってしまった膜)はなくなっているから、その水はみるみるうちに蒸発する。水溜まりが蒸発するのと同じだ。すると結局そこにあるのは『一時的な保湿』となる。つまり、結局消費者は、その一時的な実感の為だけに、

 

STEP.1
スコップで肌に穴を掘る
 

STEP.2
化粧品を穴に入れる
 

STEP.3
一時的な実感を得る
 

STEP.4
膜がないのですぐに蒸発する
 

STEP.5
また化粧品を使う
 

 

という無限ループにはまってしまっているのである。

 

 

『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』にはこうある。

一つずつ減らしていくのは効果を感じにくい

『何もつけない』美肌ケアにおいて、最初に実行することは『脱・基礎化粧品』です。普段使用している化粧水、乳液、美容液、クリームなどの基礎化粧品を、すべてきっぱりとやめるのです。ここで大事なことは、すべての基礎化粧品を『同時にやめる』ということです。一つずつ減らしていくのではなく、思い切って、基礎化粧品すべてを同時に遠ざけるのです。そうすることで、肌のバリア機能が回復しているとしっかり実感することができ、これなら続けられると自信をもつことができます。もし、中途半端なやめ方をすれば、肌のバリア機能が回復していく実感がもてず、本当に基礎化粧品をやめてよいのかと不安を感じてしまいます。

 

すべての基礎化粧品を『同時にやめる』ことが求められている。しかし、世に浸透しているのは違う常識である。もちろんテレビも化粧品のCMを流し続けるだろう。それはスポンサーが化粧品会社だからだ。もし、私がこのあたりの『化粧品会社に都合の悪い記事』を消し始めたら、それは化粧品会社が私のスポンサーになったと考えた方が良い。

 

MEMO

各化粧品の対策については、冒頭のリンク等に書いてある。

 

 

参考文献

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