『ヒト』を最適化しよう。

なぜ『マクドナルドのアルバイト』や『うどん屋の大将』になってはいけないのか?

いや、良いに決まっているだろう。どれだけそういう人がいると思っているのだ。そういう人の人生を否定するつもりなのか全く。喜んでその仕事をしている人がいる場合は、それでいいのだ。人には人の人生があり、様々な事情がある。例えば、『繋ぎ』でアルバイトをしている場合はどうだ。ちょっとした用があってアルバイトをしている人だっている。需要と供給がマッチしたのだ。それならそれで文句はないのである。

 

うどん屋の大将だって同じだ。親の店を継いだのだ。あるいは、子供のころからの夢だった。貧乏だった人はどうだ。そういう人が『お腹いっぱい食べさせてあげたい』という夢を持ち、学生なんかにその店で奮発して食事を大盛でごちそうする。それに何か文句があるのだろうか。そもそも人が人の人生にケチをつけるな。その人にはその人の人生があり、生きる理由と環境があるのだ。

 

…さて、本題に入ろう。『3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知』にはこうある。

いま以上に自分の価値を高める

いまの新しい経済のなかでは、いかに勤勉に働くかではなく、まわりの世界にどれだけの価値を付加できるかによって報酬がきまります。よく考えてみてください。いま、20ドルの時給をもらっているなら、その額は、60分間デスクについていたからではなく、その60分の間に、はっきりそれとわかる20ドル分の価値を付加したから支払湧得るのです。つまり、あなたが受け取る金銭的報酬は、何時間働くかではなく、どれだけの価値を付加できるかによってきまるということです。

 

だから、脳外科医の方がマクドナルドの店員よりはるかに報酬がいいのです。脳外科医の方が素晴らしい人間なのでしょうか?かならずしも、そんなことはありません。脳外科医の方が勤勉に働きますか?おそらく、そんなことはないでしょう。脳外科医の方が頭がいいですか?それはだれにもわかりません。

 

でも、ひとつだけはっきりしていることがあります。脳外科医の方がマクドナルドの店員よりはるかに多くの専門知識があり、特定のノウハウをもっています。脳外科医と同じことをできる人はきわめて少なく、その結果、脳外科医のほうがマーケットではるかに高い価値を認められているのです。ですから、脳外科医はハンバーガーを焼いている人の10倍以上の報酬を得ているのです。

 

言いたいことが見えてきただろうか。例えば、もし『お金を稼ぐ』ことが目的でマクドナルドでアルバイトをしていたとしよう。確かにその目的は達成できる。『お金を稼ぐ』ことができるからだ。だが、脳外科医よりは報酬が低い。これがどういうことだかわかるだろうか。

 

 

あるところに、『内職の匠』がいた。彼はお金が必要だったから身近にあったチャンスを生かして内職を始めた。彼の目的は『お金儲け』だった。そして、その熱意は確かにあった。彼はみるみるうちに仕事を覚え、次々と内職をこなしていったのだ。そして、気が付けば彼は『匠』と呼ばれるほどの実力を手にしていた。

 

さすが匠!まさに神業だね!早いし正確だし、頼りがいがあるな!
いやあ、それほどでも!はっはっは!

 

何と彼は経営者に気に入られ、給料をアップすることに成功したのだ!その額なんと、5000円!月給3万円から、3万5千円にアップしたのだ!

 

…次の話をしよう。『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 (角川書店単行本)』にはこうある。

うどん屋の大将の年収は決まっている

職業選択の際に、誰もが気にする自分自身の将来の年収について。実はこれは職業を選んだ時点でだいたい決まっているのです。それは選んだ職業の年収が一定の幅で決まっているからです。『え?ホントかいな!』と思う人もいると思いますが、市場構造が一定であるならば、その市場にいる人の収入も『ある一定の幅』で決まってしまうのです。

 

例えば、あなたがうどん屋の主人になったとします。競争力のあるうどんの単価、店舗のキャパシティ、原材料費、店舗にかかる諸費用、従業員人件費など、それらの相場は好き勝手にコントロールできないことがほとんどで、市場構造やビジネスモデルによってあらかた決まってしまっているのです。

 

言いたいことが見えてきただろうか。どうすればいいか、『道』は光って見えてきただろうか。本にはこうもある。

たとえてみると、あるパチンコ屋で、それぞれの代の出る玉の数が最初から決まっているようなものです。うどん屋の大将という台に座ったあなたは、うどん屋のビジネスモデルによって『成功から失敗までの玉数』が最初から決まっている中でプレイしているということです。どれだけ成功してもその上限内の年収ということになります。(中略)もちろん、キャリアの途中で台を変わってもいいのです。その時も玉数の上下を知った上で台を変えることをおススメします。うどん屋の大将の台に座った人も、それ以上に玉を出したければ、『うどん屋チェーンのフランチャイズ・オーナー』という台に座り変えることは可能なのです。

 

問題は自分が何をしたいかだ。冒頭に書いたような事情があるなら、それでいいのだ。何人たりとも人の人生に文句を言うことはできない。

 

松下幸之助は言った。

 

自分の人生は、自分にしかわからないのだ。だが、もし『お金を稼ぎたい』というのであれば、この話を熟考した方が良い。

 

 

『人間にまつわる不思議な話』、『皆が知らない話』。