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リラダン『君を罵る奴は、自分の心にある君の姿を、つまり自分自身を罵っているにすぎない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

あるところに親子がいた。女子中学生ぐらいの娘と、その親だ。そしてその女子中学生は、街頭インタビューでたまたま父親について意見を求められ、それについてこう答えた。

 

もっと父親らしくしてほしいんですよね。なんか偉そうにして見たり、お酒を飲んだりして。ちょっとおとなしすぎて、なんか威厳がないっていうか。

 

一緒に居た友人とゲラゲラと笑いながら、父親に対しての不満をぶちまけたのだ。そこで、インタビュアーはついていくことにした。どういう親かどうか、あるいはその問題に一歩踏み込んで手伝えることはないか。するとインタビュアーはそこで、父親とその娘の、本当の顔を知ることになるのだ。

 

父親

 

友人がいなくなったところで、彼女の見栄や虚勢は極めて小さくなっていた。そこで彼女は、つぶやくように心の声を話し出した。

 

会社でたくさん疲れているだろうから、せめて家ではリラックスしてもらいたいんです。大人しすぎるんですよ。かわいそうっていうか。会社でも家でもじっと黙ってるなんて。

 

彼女は彼女なりに、父親の事を心配していたのだ。彼女がいない場所で、インタビュアーは父親に質問した。

 

男性

お酒は飲まないんですか?
いや、飲みますよ。夜中になったらね。

男性

 

なんと、お酒は娘の見ていないところで、飲んでいるというのだ。そしてこう続けた。

 

だって、娘が起きている時に私がお酒を飲んでしまったら、もし娘に何かあって、それで病院へ運ばなければならないときに、誰が車を運転するんですか。妻は免許を持っていないんです。救急車を待っているうちに症状が悪化して、取り返しのつかないことになったら後悔しますよ。

私は、娘が寝静まったのを見て、お酒を飲む。今日も無事に終わったな、と。それでいいんです。

 

なんという愛に溢れた家族なのだろうか。娘は確かに最初、父親を罵倒している様に思えた。しかし実のところは、心配していたのだ。それは父親も同じだった。見えないところでしっかりと繋がっている。そんな固い『家族の鎖』が、私には見えたのである。

 

家族

 

もし、最初の話で(なんて親不孝な娘なんだ!)と思った人は、(きっとわけがあるに違いない。)と思った人よりも、世の中を色眼鏡で見てしまっているのかもしれない。

 

『君を罵る奴は、自分の心にある君の姿を、つまり自分自身を罵っているにすぎない。』

 

つまり、『人間』の汚れた部分をたくさん見てきたのだろう。それはそれで、かわいそうなことだ。同情に値する。

 

だが、人間というものは真っ黒にも真っ白にもなれる。生まれたての赤ん坊が何色にも染まらず無色透明なように、人はもともと純粋純潔だが、この人生を生きて、自分に『偏った色』を塗りたくっていく。しかし文字通りそれは『偏った色』だ。その色が合っているかどうかは定かではない。いや、むしろ往々にして、間違っているだろう。だからこそ人を罵ったのだ。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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