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松下幸之助『機会というものは真に熱意をもってことに当たれば、随所にあるものである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

この世の滑稽さがわかるワンシーンがある。本屋やコンビニの本棚、あるいは今ならAmazonに置いてある倉庫の中に、『宝の地図』が置いてある。別に、隠されていない。しかし、それを手に取る人が少ない。これが滑稽だと言った理由だ。私は以前、『80対20の法則』を知った時、すぐに思った感想がある。それは、

 

『世の中の人は、20%に憧れてはいるが、80%側の人生に居心地の良さを感じている。』

 

という現実についてである。

 

『多くの80%側にいる人は、20%側に憧れを抱いているくせに、居心地の良さは80%側の人生に置いてしまっている。』

これは正直、すごいものを発見してしまったと思った。私の周りにいた悪友はこれを話しても理解できずに流したが、およそサラッと流してしまう様な話ではないことを、私は確信していた。あれからもうすぐ10年が経つが、全く持って同じ見解であり、そして未来永劫としてそうだろう。

 

ピンチはチャンス。だから今、ピンチなので待っていればチャンスが来ると信じています。

 

…とんでもない。それはこの言葉の意味の『援用』だ。『ピンチはチャンス』という言葉の意味とは、

 

『ピンチになったら、見落としていた随所にある幾多ものチャンスを、チャンスだったのか、と気づく視点が、身につく』

 

という意味なのである。

 

チャンス

 

例えば『天才の仕組み』に書いたようなポストイットペニシリンの発見と発明は、四六時中そのことで頭がいっぱいである研究者の存在がいたからありえた現象である。彼らがもし真剣でなく、わき目をふって他のことに心を囚われていたのであれば、それらの発見と発明はなかったかもしれない。そういうことなのである。

 

またあるいはサイゼリヤがあの破格の値段になったのは、かつて高級志向で行こうとしたとき、全くお客が来なかったことが影響している。1割下げてもダメ、2割下げてもダメ、3割、4割、6割下げてもダメ。そしてとうとう7割下げて店を開けたとき、なんと行列ができたのだ。その発見を突破口にし、サイゼリヤは大躍進を遂げた。自分たちが行くべき方向が見えた瞬間だったのである。

 

『機会というものは真に熱意をもってことに当たれば、随所にあるものである。』

 

どこに機会(チャンス)があるかはわからない。だが、一つだけ確実に言えることは、諦めたらそこですべてが終わってしまうということだ。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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