偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
『別にそれは女も同じだろ』ということになるが、男尊女卑の時代があったということを考えても、『仕事=男』と考えているだけで、ここで男と特定していることに、何か特別な意味はない可能性が高い。それは、『女は違うのだろうか』という疑問を考えた時に浮き彫りになる事実だ。男も女も関係なく、人間であれば誰でも同じだ。自分がやっている仕事が天職であり、他の職業と比べても恵まれていて、あるいは崇高な理念があり、命を燃やすだけの価値があるものだと、思い込みたい。
単純に、そうじゃなきゃやってられない、ということも理由の一つだ。そこにあるのは自分のこのたった一つの命に対する自己愛である。心の底では、自分が、より華やかだと思うステージがあることを知っているが、そこで活躍することは出来ない現実とのギャップを考えた時、心を虚無の闇が覆う。
だが、『あえてこれをやっているのだ』というシナリオにすれば、その虚無の闇が晴れていくことを実感するのだ。それは、『結婚相手』を考える時も、同じことが言えるだろう。(あえてこの人を選んだんだ)というシナリオがあれば、たとえその他のシナリオが頭をよぎっても、自分の心が揺らぐことを制御することができる。
この様な人間の仕組みが、良い方向に傾くこともあれば、悪い方向に傾くこともある。前者は精神安定の方向であり、後者は美化・正当化・隠蔽・捏造の方向だ。
小林秀雄は言った。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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