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ドン・へロルド『貧乏には、楽しいことが沢山あるに違いない。でなければ、こんなに沢山の人が貧乏であるわけがない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

『ラットレース』という概念がある。ネズミがカゴの中で、風車で回り続けているシーンを思い浮かべればいい。あのネズミの様に、終わることのないレースを永久に走り続ける。そんな人間の愚かな性や、すっかりと蔓延しきった常識を揶揄し、あるいは新たなる見地を教えてくれる叡智である。

 

『金持ち父さん 貧乏父さん』にはこうある。

次にロバートは『ラットレース』が何を意味するか教えてくれた。『平均的な教育を受け、まじめに働く人の一生を思い浮かべてみると、一つの共通したパターンがある。子供が生まれ学校へ通い始める。両親は子供がそこそこの成績を取り大学に入学すると大喜びし、子供のことを誇らしく思う。

 

ラットレース

 

その後子供がさらに学業を続けた大学院へ進む場合もあるかもしれないが、いずれにせよそれまで教えられてきた通りの道に進む。つまり、最終的には安定した職業あるいは企業をさがして仕事を始める。たとえば医者や弁護士になったり、軍隊に入隊したり公務員になったりするのだ。

 

ふつうは金を稼ぎ始めるこの時期に何枚ものクレジットカードが子供のもとに届き始め、子供は物を買い始める。ときにはもっと前にそれが始まっていることもある。自由に使えるお金が持てるようになると、子供は自分と同じような若者が集まるところに出かける。仲間と遊んだりデートしたりして、そのうち結婚する。

 

人生はばら色だ。最近では男も女も働くようになったので生活は楽だ。一家に収入の道が二つあるのはじつに快適だ。若い二人は人生における成功を手に入れたように感じる。未来は明るい。二人は家を買い、車を買い、テレビを買い、休暇には旅に出かける。それから子供が出来る。子供の笑い声に満ちたしあわせな生活が訪れる。

 

お金がもっと必要になる。

 

お金

 

子供ができて大喜びの両親は、自分たちの仕事が生活に不可欠だと再認識し、昇進と昇給を目指して更に頑張って働く。給料が上がり、次の子供が生まれ、もっと大きな家が必要になる。両親はさらに一生懸命働き、会社に貢献するよき従業員となる。収入を増やすために特殊技能を身に着けようと学校に戻る親もいる。

 

副業を始める親もいるかもしれない。一家の収入は上がるが、累進課税の為にそれにかかる税金も増えるし、家を大きくしたために固定資産税も増える。社会保険料、そのほかもろもろの税金も増える。二人は『給料は増えているのに、そのお金はどこへ行ってしまったのだろう』と不思議に思いながら、あまったわずかなお金で投資信託を買い、生活必需品をクレジットカードで買う。

 

子供たちは学齢期に達し、大学進学のためのお金を貯める必要が出て来る。それと同時に自分たちの引退後の生活の為のお金も貯め始めなければならない。35歳になったしあわせな二人はいまや完全に『ラットレース』に巻き込まれ、退職の日までがむしゃらに働き続けなければならない。彼らは会社の持ち主に利益をもたらすために働き、政府に税金を払う為に働き、銀行にローンを返すために働き、クレジットカードでの買い物の支払いをするために働く。

 

そして、両親は子供に『一生懸命勉強していい成績を取って、安定した職業につきなさい』と言い聞かせる。こういう親たちはお金について一生なにも学ばず、ただがむしゃらに働き続ける。彼らがお金について学ぶことと言えば、彼らの無知を利用して金儲けをする連中が耳に吹き込むことだけだ。

 

一生懸命勉強

 

このプロセスは次の世代でもまた繰り返される。これが『ラットレース』だ。

 

この文章を読んで『背筋が凍った人』は、見どころがある。今すぐラットレースから抜け出そう。『隠蔽した人』は、そのまま何も見なかったことにすればいい。

 

 

MEMO
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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