偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
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考察
フランスの生物学者、アンリ・ファーブルは言った。
人間が作り上げて、今蔓延している常識は、正しいものではない。『正しそうに見える』だけだ。いや、これでも頑張ったのだ。以前ならもっと正しいものではなかった。法律、道徳、マナー、ルール、規則、礼儀、セオリー、とにかく、これらは全て人為的なものであり、何なら、本来その人為的な方向に傾かないように導く、『宗教』すら人為的になっているからややこしい。
ニーチェは言った。
『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』
つまりニーチェの言う『図式化された記号』は、タゴールの言う『人間が作った運河』である。それがあると、人は安心するのだ。安堵する。実態がよくわからない虚無の宇宙にフワフワ浮いていることを考えるよりは、何かこう、決まった水路を渡ることに意味を見出し、そこを皆と一緒に渡っていると、とても安穏した気分でいられる。だが、それは何度も言っている様に、『人為的』なものである。つまり、人が勝手に創り出した道のりだ。ということは、別にそれ通りには事は運ばない。
ヴォルテールは言った。
人間が神ではないからだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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