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セルバンテス『流れに逆らおうとしたところで無駄なことだ。流れのままにおれば、どんな弱い人でも港に流れつく。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

流れの強さ次第だ。流れが強い川をなめてかかった人が、命を落とす例はいくらでもある。『川』ということで、近くに家族も知り合いも大勢いるし、『大丈夫だ』という安心感が蔓延しきって、麻痺してしまうのだ。私も流されかけたことがある。舐めていると、本当に危険だ。せせらぎ程度のものだったら逆らってもいい。しかし、往々にしてこの場合は、『逆らえそうもない流れ』と見るのが良い。となると、そこに逆らおうとするのは、舐めているということになる。強い流れを舐めたらどうなるかは、今書いたばかりだ。波は、逆らうものではない。『利用する』ものである。

 

波

 

逆に利用するのだ。その発想を持てるかどうかだ。今言った『利用する』ということを、

 

(じゃあ流行には常に逆らわずに、乗ればいいんだね!)

 

と思う人は、逆に利用されている。もう一度言おう。『利用する』のだ。 見るべきなのは以下の記事である。

 

『流行という、透明なドラゴンのフレア。』

 

およそ20数年以上の時間の規模にくまなく目を向けて作り上げた、自分にとっての力作の一つ。このドラゴンの『なすがまま』になるということが『乗る』ということだ。そう考えると、このドラゴンを『利用する』ことが出来る人間は、そう多くはないことを知るだろう。

 

『流れに逆らおうとしたところで無駄なことだ。流れのままにおれば、どんな弱い人でも港に流れつく。』

 

だがポイントは、 セルバンテスは『どんな弱い人でも』と言っているところである。したがって、彼の場合は『乗る』ことでも良しとしているだろう。今考えたように、ドラゴンをうまく利用できる人間は稀有である。だから最悪は『乗る』ことができるだけでも十分なのである。

 

フランスの諺にもこうある。

 

頑なに、かつ頑迷に自分の人生を変えられない人は、ドラゴンと正面衝突する。それはあまり賢明とは言えない。だが、私はそういう風に自分の命を爆発させる人間が、なかなか嫌いじゃない。人間は最後に必ず死ぬ。そのことを理解したとき、爆発した人間の命は、決して虚しくない。

 

爆発

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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