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芥川龍之介『阿呆はいつも、彼以外の者を阿呆であると信じている。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

カエサルは言った。

 

自分以外の人間が、自分以下だと思うことで得られる恩恵、メリットから先に考えるとわかるが、それで得られる恩恵は、優越感に他ならない。あるいは言い方を変えると、襲い来る劣等感という恐怖の闇の波を防ぐための、自己防衛だ。

 

例えば、『レッドクリフ(赤壁の戦い)』における、ある一コマで考えてみる。曹操軍の遣いが、旧友である周瑜に近づき、情報を盗もうと企んだ。周瑜は、久しぶりの旧友との再会に喜んだフリをして、酒を飲み、酔っ払い、偽の情報をさも『機密情報』かのように仕立て上げ、酔いつぶれてやむを得ず盗まれてしまった、という状況を故意に作り上げた。メタの世界』を操ったのである。

 

旧友が周瑜に騙されたのは、まさしく冒頭に書いた人間心理が深く関わっている。劣等感に陥りたくなかったし、優越感に浸りたかった。その人間の弱点たる『心の隙』を見極め、騙されたふりをしてうつけを演じ、逆に相手を操作した周瑜は、天才軍師の名に恥じない、策士であった。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

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