Index

サミュエル・ジョンソン『金を浪費したり、貯蓄する者は最も幸せな人々である。なぜなら、両者ともそのことを楽しんでいるからである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

『最も』と言っているのに、浪費家と貯蓄家が同じ列に並べられている。矛盾している。しかし、矛盾しているのはそのことについてだけではなく、『浪費している人が幸せな人』ということについて話だ。それは、人生の教訓から考えて、矛盾している。人格者であればあるほど、『浪費をやめて、消費を見直し、的確な投資をしろ』と言っている。しかし、その様な王道の掟から考えて、この話は矛盾している。しかも、それが『最も』というのだから、妙である。

 

 

この言葉から垣間見えるのは、人間の決めた王道だとか、掟だとか、倫理というものは、所詮人間が決めたもので、神が決めたものではない。だとすると、別に金を浪費しようが、貯蓄しようが、投資しようが、どう使おうが、どのみち人は死ぬし、その金の使い方によって、自分の心が本当に満たされるのであれば、それはそれでよしとされ、まかり通ってしまうということ。

 

浪費家が、たまたま1億円を手にした。彼は当然、その金を海外でパーッと使った。そして、その帰り道、飛行機事故で死んでしまった。しかし、その飛行機には浪費家の彼以外の、堅実な人生を送っている人も多く乗っていた。彼らは皆、事故死する直前までは死の恐怖におびえた。しかし、それまでの時間は皆、それぞれが、それぞれの人生を謳歌していたのだ。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

🧭『38の黄金律』へ

※『38の黄金律』は、有料コンテンツとしてより深い考察をお届けしています。

 

🔎 名言の背景にある“思想の源流”を探る

※『黄金律』以外の知的コンテンツのほとんどは無料です。

関連する『黄金律

『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』

同じ人物の名言一覧

サミュエル・ジョンソンの名言・格言一覧