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ゴーリキー『今日も働いて食べた、明日も働いて食べた、そうやって毎年毎年働いて食べつづけるだけだったら、そこには何か立派なことがあるといえるでしょうか。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

私もそのことについては、よく考えていた。特に10代と20代前半まではそうだった。私がそのたびに心に言い聞かせるのはこういう言葉だった。

 

(俺は仕事をする為に生きているのではない。生きるために仕事をしているだけだ。だから生きるために仕事をしなくてもいいなら、仕事はしないのだ。)

 

しかしそれは、ソクラテスのこの言葉、

 

この意味の歪曲解釈であり、拝金的な人間に成り下がる為の要因だった。あるいは、聖書の『伝道者の書 5章』にあるこの意味を理解していないだけだった。

『見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦のうちに、しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。』

 

聖書

 

ゴーリキーの言うことは痛いほどよくわかる。だが、そもそも人間自体が『立派』ではないのだ。人間は、骨折る労苦のうちに食べたり飲んだりすることで、その食事から受けられる最大限の恩恵を引き出すことが出来る。毎日食べたり飲んだりしてみるといい。きっと1週間も続ければ、食べたり飲んだりする楽しみが半減しているだろう。(美味い)と思うことも、激減しているだろう。人間が出来ることなど、最初からそれだけなのだ。だとしたらせっせと働き、汗をかいて運動をし、熱意を持って教育し、出来る限りのことをして、命を生き貫くまでなのだ。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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『自分の命を最も躍動させる為には、「働く」必要がある。』

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