偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
ちなみに、ミツバチは『他の生物から尊敬されている』という事実はない。『尊敬』というのは、人間だけが認識している概念だからだ。だから、『人間が、ミツバチと他の生物とを比べ、価値を見出している』のであり、その理由は、勤勉だからではなく、ミツバチが『他者の為に働いているから』なのだ、ということである。
人間の発想だ。他の一切の森羅万象は、全てを平等というか、平たんに見ている。『天敵』というものに過敏に反応することはあっても、『尊敬』して弟子入りしたり、信仰を持ったり、涙を流して感動し、感慨に浸るということをしているのは、少なくとも地球上では人間だけしかいない。ということは、人間は『利他的』であることに『善』を見出していて、『利己的』であることに『悪』を見出している、唯一の動物ということになる。そして、『利他的』であるからこそ、ミツバチのことを、そう評価するのだ。
人間には、孟子が言った『人は生まれつきは善だが、成長すると悪行を学ぶ』という『性善説』、荀子が言った『人は生まれつきは悪だが、成長すると善行を学ぶ』という『性悪説』があるが、どちらにせよそんなことを考えているのは人間だけなわけであり、古代ギリシャ三大悲劇詩人、ソフォクレスに言わせれば、
ということなのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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