偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
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考察
『コペルニクス的転回』とは、”発想法を根本的に変える”ことによって、物事の新しい局面が切り開かれることをいう。仏教の開祖釈迦(ブッダ)は、罪の定義を『執着』だと言った。これはコペルニクス的転回である。いや、釈迦の方が年上だから、『ブッダ的転回』と言ってもいい。別に『キリスト的転回』でも『ソクラテス的転回』でも『孔子的転回』でもいいが、彼らの共通点は、
- 親の職業を継がなかったこと
- 伝統的なしきたりや体制を改革しようとしたこと
- 人一倍の努力家であったこと
- 確固とした信念を持ちそれを貫いたこと
つまり全員革命的な、コペルニクス的転回をして見せたということである。
ドイツの哲学者カール・ヤスパースは、『偉大な哲学者たち』の第一巻に、彼ら『四聖』を挙げていて、彼らを『人間の基準を与えた人々』とみなした。いや、『人間の基準をコペルニクス的転回によって構築し直した』のだ。彼らが息をした時代は、戦争や貧困、奴隷制度、身分差別が、今の想像を超えるほどえげつなく浸透、蔓延していた。彼らがそんな地獄を生きていくために必要だったのは、コペルニクス的転回だったのである。
もし自分が不遇の環境を強いられていると思う人は、彼ら賢人やキャスリーン・ノリスの言う様に、考え方の転回をしてみるのはどうだろうか。固執しない、執着しない、未練を持たない。困難ではなく、試練。あるいは、エネルギー源。例えば、バネに圧力がかかった後、バネはどうなるだろうか。びよーんと跳ねて、跳んでいく。しかしそれは、最初の圧力がかかったからこそ、起こった現象。つまるところ、人生の困難・試練は全てこの『バネにかかる圧力』。そう思えば、その負のエネルギーを、正のエネルギーに転換することができ、我々は無限のエネルギー源を確保することに成功する。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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