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マキャベリ『変革というものは、ひとつ起こると、必ずや次の変革を呼ぶようにできているものである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

逆に、横一線を見て人が誰もやっていないと、誰もやろうと思わないものだ。その『線』を超えることに抵抗を覚える。何かこう、帰属意識という本能に逆らう様な気がして、不安だし、恐怖だし、タブーの様な気がするのだ。だが実際はただの勘違いである。なぜなら今は、昔ではない。集団行動に逆らって命を落とすということは、もうないのだ。そこに『崖』はないし、『危険な動物』もいない。あっても、『出る杭として打たれる』ぐらいだ。

 

しかしそれも、ドイツのロマン派、ハインリッヒ・ハイネに言わせれば、

 

ということなのである。

 

凡人

 

ソクラテスは言う。

 

自分が『はじめの一歩』を踏み出すのだ。私が起業をする前、前にいた会社を辞めるときの話だが、それを話すと社長である上司ににこっぴどく注意された。

 

今辞めるなんて人間じゃない。

 

とまで言われたものだ。だが私はすかさずこう言った。

 

人間じゃないってどういうことですか?人間ですよ僕は。

 

それまでその人に固い忠誠心を誓ってきた私の口からそういう言葉、言い返しがあったということは、彼にとって驚きだっただろう。しかし、それほどの覚悟があるのだと悟った彼は、その後、しっかり社長としてふさわしい態度を取ってくれた。その切り替えが早かったのは認めるべき点である。

 

彼の性格は少しワンマンかつ傲慢で、会社の体制としても基本的にはトップダウンである。したがって、普段は皆に圧力がかかっている。抑圧されているのだ。そんな中、その大元の人間にそうハッキリと意見を言うことは、彼と絶縁するくらいの覚悟を持たなければならず、勇気がいることだった。

 

しかし、私の勇気の『火種』をもらった知人が、その話を受け、すぐに私の真似をして社長に電話をし、

 

自分もずっと前から言いたかったんですが…

 

などという言い方でもって、今までのうっ憤を晴らそうとしたのだ。

 

(この流れならいける!)

 

とでも思ったのだろう。彼もまたその抑圧されている人間の一人であり、私と同じようにその窮屈さから解放されたい願望があったのだ。だが、彼はこっぴどく社長に叩きのめされた。

 

てめえはあいつの真似してるだけだろ!

 

私の二番煎じのような彼の態度が気に食わず、彼の意見は認めなかったのである。

 

意見

 

『変革というものは、ひとつ起こると、必ずや次の変革を呼ぶようにできているものである。』

 

これらの事実を踏まえた上で考えても、マキャベリの言うことはとてもよくわかる。単純にこれは、『飛び火する』という話だ。もちろんその飛んだ火種が、大元のエネルギーよりも強いか、あるいは『同じ火色』をしているかどうかはわからあに。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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