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ソクラテス『金を貪ってばかりいて、君は恥ずかしくないのか。評判や地位を気にしても、思慮と真実を気にとめず、己の魂を磨き上げることに、何ら気を使おうとしない。』

古代ギリシャ哲学者 ソクラテス画像

内省

拝金的に生きることは、よくある人生だ。少し周りを見渡せば、すぐにわかることだ。見栄や体裁を気にして、金欲、食欲、性欲に己を支配される、思慮浅い生き方をする人は、別に珍しくない。むしろ、探すのは簡単だ。

 

だが、その反対で、思慮深く人生を内省し、 力に屈せず、己と闘い続け、真実を追求する人を探すのは、極めて困難だ。これで十分だろう。自分がこの世で人の群れから頭一つ抜けたいと、もし本当に思っているのであれば、どちらを選択すればいいのか、説明する必要がないだろう。

 

パレートの法則とは、この世の大体のことが、80対20で成り立っていることを説いた法則。世の中にあるすべてのお金の、80%は、20%の富豪が持っている。そして残りの少ないほうの20%のお金を、80%の庶民が分け合って所有しているという事実。宝くじを当てたい。一攫千金を狙いたい。いい女を捕まえたい。玉の輿に乗りたい。そう考える人間の脳は、金に、力に、欲に、己を支配されている。

 

パレートの法則と照らし合わせて私が見出した決定的な事実がある。

『世の中の80%の人間は、20%の人生に憧れてはいるくせに、 居心地の良さは、80%な生き方に感じてしまっている。』

 

本当に20%側に行きたいか。それなれば、自分の人生を、内省するのだ。答えは外ではない。内にあるのだ。

 

『多くの80%側にいる人は、20%側に憧れを抱いているくせに、居心地の良さは80%側の人生に置いてしまっている。』

 

 

注意

※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

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