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ニーチェ『母親は息子の友人が成功すると嫉む。母親は息子よりも息子の中の自分を愛しているのである。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『息子の中の自分』という発想が生まれるのは、子供、自分の分身だと思っている証拠だ。自分の体内から出て来た子供なんだから、そう思って当たり前かもしれないが、しかし、全く違う思想や意志を持つことも当たり前の様にあるので、いささかその分身的発想は、行き過ぎる場合がある。例えば私の場合では、親にクリスチャンであることを強要されて育った。今では落ち着いた。だが、それは私がこれ以上ないくらい抵抗したからだ。もし、私がそのような抵抗をしていなければ、他の家族はもっと窮屈な思いをしていただろう。

 

しかし、彼らはそれについて気づいていない。まだ気づく勇気を持てる年齢ではないのだ。私は人一倍波乱に満ちた半生を送ってきたので、彼らとは精神年齢が異なるのである。両親だったが、特に母親だという印象が強かった。それはやはり、自分の子供が、自分と同じ思想を持っていないことに、ストレスを覚えることが背景にあったのだろう。しかし、それは私も同じだった。かつて、依存するほど愛していた両親が、自分とは違う思想と価値観を持っている。そのことに耐えることが出来なかったのだ。

 

確かにニーチェの言う通り、母親は私のやったことを、まるで自分がやったかのように裏で人に自慢し、あるいは手柄を見て、褒めることなく、一人で悦に入っているところがある。

 

ここが非常に重要だ。母親は、私を褒めない。そして、まるでその手柄を『やって当たり前だ』的に、『自分の手柄だ』というような、そういう態度を取って、結果的に私一人の手柄だということを明確にしないのである。

 

もし、母親がそういう人間でなければ、私はもっと自分が作った結果で得た報酬を、母親の為に使いたいと思う人間になっただろう。しかし、ここに出てきている『嫉み』や『自分本位』という言葉からもわかるように、この『母親』というものにあるのは禍々しく卑しい心。それを助長してしまう様な真似をするわけにはいかない。母親がその様な人間であった場合は、

 

『俺の手柄は俺の手柄だ。お前は何もやっていないどころか、褒めてもくれなかった。つまりそれは道標をしてくれなかったということで、結果が良ければ自分の手柄、悪ければ子供の責任、という無責任で自分本位な卑劣な人間だろう。つまるところ俺とお前は別々なんだよ。だから宗教も思想も価値観も違うんだ。』

 

という方向に思慮が傾いてしまうのは自然な流れだ。全ては宗教を強要したところから狂ったのだ。しかしそれは、自分の体内から生命が出て来る、という神秘的な体験をしてしまう女性にとっては、切っても切ることが出来ない、愚かで、愛すべき、運命なのかもしれない。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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