名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
例えば、『会衆、モッブ、パニック』という集団心理について考えてみる。『会衆』とは、受動的な関心で集まった人達の事。『モッブ』とは、強い感情に支配された集団の事で、暴動が起きるケースなどにあたる。『パニック』は、突発的な危険に遭遇して、群衆全体が混乱に陥ることであるが、では、これらの集団に『意志』はあるだろうか。それとも、ないだろうか。
受動的、反応的、暴動的、衝動的、混乱、彼らには意志がある様で、まるでない。
意志がある人というのは、エマーソンが言うように、
『赤信号、皆で渡れば、怖くない』と考える人々の事ではない。『赤信号を、皆で渡るの、間違いだ』と考える人の事なのである。『赤信号は、止まれ』だからだ。そう考えるとアインシュタインの言うように、確かに若い頃、精神未熟な頃は、挙げたような群衆と化し、意志を捨てて、あるいは集団と同期させ、ある種のモンスターと化すことがしばしばある。
人間には元々(どこかに属していたい)という帰属意識があるから、そんな心理背景も手伝って、無意識にそっちの方向へ流れてしまうのである。私も10代の頃はそうだったから、よくわかることだ。むしろ、そんな人間の代表だったと言っていいだろう。だが、アインシュタインの言う『成熟した人間』、エマーソンの言う『悟りを開いた人間』とは、『赤信号で、止まれる人』のことだ。それがたとえこの世に、一人しかいなかったとしても。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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